こんにちは。
皆様週末はいかがお過ごしでしたでしょうか。
筆者は人を自宅に招いていたのですが、その際自宅への道を
案内する機会がありました。
みなさんスマホなどで道案内をする、また自分で道を調べるときに
なにを使っていますか?筆者はいつもGoogleMapを使用しています。
このGoogleMap、シンプルな設計で見やすいこともさることながら、
実際の道路の風景を見られるストリートビューというサービスが
大変画期的だと思っています。
そんなGoogleですが、最近はマップよりも
自動操縦の自動車開発事業の方に注目が集まっています。
自動で運転してくれる自動車の開発は、日本有数の自動車メーカーである
トヨタ自動車株式会社などが参入している市場です。同社は2020年までに
一般の市場に売り出す準備をしているとのことで、オリンピック開幕に合わせて
自動運転をアピールしていくつもりなのだと思います。
さて、この自動運転の部門では初めての上場企業が今年誕生するかもしれません。
東京都文京区にある株式会社ZMPは、人型ロボットとロボカーを主軸にした企業です。
同社は今年マザーズに上場する準備を進めていると発表しており、注目されています。
自動運転の技術は世界で規模が拡大しており、まさに金鉱脈という状態になっています。
ZMPはGoogleには負けないとその意気込みをあらわにしていますが、どう勝負するのでしょうか?
◉小型で普及させる
ZMPの代表者である谷口氏は、ZMPの開発している自動制御装置は現存の車に搭載された
センサーをもちいて車の自動運転を可能にする点で優れているという。
車にアンテナをつけたりパソコンを何台も搭載することで制御するのではなく、
カーナビをつけかえるくらいの感覚で自動制御ができる環境を構築できるような
パッケージを販売するとしています。このあたりは非常に日経企業らしい攻め方だと感じます。
しかし、このセンサーを使った市場は世界規模で戦いが始まっており、
たとえば本社をオランダに置くイスラエル初のモービルアイという企業は
センサーだけで自動ブレーキをかける仕組みを開発しており、将来的には
運転もこのセンサーをもちいて制御させることができるとしています。
このセンサーの導入コストは大変低く、自動ブレーキを可能にするためには
わずか15万円ほどしかかからないとのことです。
こうした競合企業を相手にするZMPですが、インテルからの出資もあって
今まさに急成長を遂げようとしているところだと思います。
無人タクシーのサービスを山間僻地で行おうという構想もあることから、
技術完成後にその技術を社会に受け入れられるようなサービスを結びつける
準備もできています。
交通量の極めて多い都市部での自動運転の導入は自動でない自動車との兼ね合いが
あり難しそうだと考えていましたが、こうしたサービスならば技術を有効活用できますね。
技術は目的ではなく、あくまで手段としてみているところが他のメーカーと比べて
抜きん出ている理由のひとつなのかな、と思います。