こんにちは
今日は本屋さんの話題です。
今電子書籍の影響や、大型書店などの影響もあり町の本屋さんがどんどん
なくなってきております。なかなか人口も少ない地方だと、本屋さんを営むのは
とても大変な時代ではないかと思いますが、
北海道のとある田舎に全国から注文が殺到する本屋さんがありました。
いわた書店です。
なぜ、北海道のとある書店に全国から注文が殺到しているのか。
実はこの書店では、社長である岩田さんが自らその人にあった1万円分のおすすめの本を送ると
いう「一万円選書」を行っているのです。
選書の流れは、お客さんに最近読んだ本や感想、よく読む雑誌を教えてもらい、簡単なアンケートに答えてもらってから、喜んでもらえるような本を1万円分一冊一冊選ぶそうです。
岩田さんは中学生の頃から、図書館にある小説はほとんどを読んでいるそうで
お客様が好きそうな系統の本をあえて選ばず、絶対にお客様が手に取らないだろうけど
満足してもらえる本を選んでいるそうです。
年明けよりこのサービスを再開したところ、すでに650人ほど申し込みが。
最近はGunonyなど大量のwebの記事を独自のアルゴリズムから一人一人の好み沿ったニュースを配信してくれるサービスが大人気ですが、このいわた書店では社長自ら読んだ本の蓄積から、読む人に適した本を送る、とても素敵なサービスだなと思いました。
今なんでも売れにくい時代になったと感じますが、アイディアと自分の強みでこんなにも素晴らしいサービスが生まれるんだなと感動しました。
今から10年以上前に街の本屋さんのあり方を考えるひとつとして博報堂出身の嶋浩一郎さんが本屋大賞を作りましたが、もっともっと本屋さんのあり方が素敵な方向に変化していくといいなと思います。