» 2023 » 9月のブログ記事

私は出身が北海道なのですが、北海道と言えば農業ですよね!
本州に比べて涼しい気候や大規模な土地を利用した農業が発達しており、国内最大の食料供給地域として重要な地方となっています。
寒冷な土地で現在のように農業を発展させるのは簡単ではなく、時間をかけ近代の科学技術を農業に導入してきた努力の賜物でもあります。

そのような寒冷な気候を利用する方法として、北海道では収穫の時期をずらした農業を行うことができます。
今回はそんな収穫時期をずらした農業を行っている「株式会社ホーブ」をご紹介します。

ホーブは昭和62年に北海道の上川郡東神楽町に設立され、バイオテクノロジーを農業に活かすことで北海道農業を活性化させたいという思いで事業をスタートさせました。
それから様々な無病苗の生産を行いながら、その中でイチゴに特化した事業を構築させました。
ホーブの生産しているイチゴは四季成性イチゴという通称夏イチゴと呼ばれる品種であり、苗の生産から果実出荷まで一貫した事業を行っています。
そのイチゴはスーパーで売られる生食用からケーキなどに使われる業務用イチゴに使われており、夏イチゴの契約栽培により通年供給を可能としています。

ホーブはイチゴの他にも馬鈴薯やアスパラガスなどの種苗事業を行っています。
それぞれの生産者とのネットワークを広げ、生産者の目線に立ちサポートを行うことで農業の活性化に貢献しています。
地域だけで見ると食料自給率が200%を超える北海道でこれだけの農業が栄えている理由はホーブのような企業と農家さんがサポートし合い、それぞれが食卓に食べ物を届けたいという気持ちが強いからでしょう。

今回紹介するのはゼネラルパッカー株式会社です。英文ではGENERAL PACKER と書き、generalは「全体的な」、packerは「包装業者」という意味を持っています。名前からわかる通り包装に携わる事業をしています。

ゼネラルパッカーでは包装をする機械を製造しています。その包装される商品はとにかく幅が広く、ペットフード、調味料、食べ物、医薬品などとにかく種類が多いです。ものによってはチャック付きであったり、大袋を扱いたいなど要望があると思いますがそれぞれに対応する種類の機械が用意されています。

公式サイトの製品情報を確認してみると、充填物、袋形態、包装能力(時間)から探すことができます。初めて選ぶ人でもすぐに良いものが見つけられそうなUIをしており、とても便利だなと思いますた。

今の時代、様々なものが梱包されていると思います。もし梱包する機会があったらゼネラルパッカーのサイトに足を運んでみてはいかがでしょうか?

唯一の循環資材

| 小ネタ! |

今週紹介するのは株式会社山大です。

株式会社山大は約300年の歴史を持っており、始まりは故郷の山と田と水への熱い思いにて、ひとりの男が裏山に杉の苗木を植え始めたことだそうです。それ以来十代にわたり300万本の植林を脈々と続けているそうです。株式会社山大はそれらの育った杉の木を使用します。江戸時代の仙台藩(現在の宮城県)で育ったすぎは「伊達な杉」と命名され、魅力的で粋なモノづくりに使用してほしいという意味を込めているそうです。

株式会社山大は3つの事業部があり、開発生産部では「ウッド・ミル」と呼ばれる製材工場がありここで山林から運ばれてきた原木が優良な杉製材品となります。また、ウッド・ミルは工場見学が可能だそうです。加工された製材品は住宅資材事業部でお客様のニーズに応えれるような販売システムになっているそうです。また、建設事業部では主に物件の紹介をしており、どれも落ち着くことができるような雰囲気の物件がありました。

株式会社山大は自然界で唯一の循環資材である木材を大切にし、さらにそれらを使用して人々の生活を豊かにする素敵な企業なのではないでしょうか。

 

基礎って大事ですよね。仕事にしろ勉強にしろ基本的なことが理解できていないと応用も発展もできません。ゆえにどのような物事も初めはしっかりとした基礎を作り上げるということが肝要なわけです。当たり前ですよね、口で言うのは簡単だけど。

さて今回紹介するのは太平洋セメント株式会社です。こちらは社名にもある通りセメントを主力製品とする会社で、業界では最大手となる企業です。太平洋セメント株式会社自体は1998年に「秩父小野田株式会社」と「日本セメント株式会社」が合併して設立されたものでそこまで年月は深くないのですが、その元となった各セメント企業の系譜は明治の産業革命時から続いており、会社の設立としては1881年(明治14年)と非常に歴史ある企業(というより日本の近代産業史そのもの)と言えます。

前述の通り、現在の太平洋セメント株式会社の母体は大きく「秩父小野田株式会社」と「日本セメント株式会社」の二つに分類されるわけなのですが、さらに前者は「秩父セメント株式会社」と「小野田セメント株式会社」という二つの系譜に分離されます。「秩父セメント株式会社」は大河ドラマにもなった渋沢栄一が中心となり、石灰石の大鉱床である埼玉県秩父地方にある武甲山のふもとに設立したものになります。また「小野田セメント株式会社」の方は笠井順八という日本の実業家が山口県の小野田市に設立したもの(当時はセメント製造会社)で、当時国内初の民間セメント製造会社となっております。ちなみに先ほども出てきた1881年はこちらの会社が設立された年です。そして最後に「日本セメント株式会社」なのですが、こちらは東京都江東区深川にあった官営工場が元となっていて、それを同じく日本の実業家であった浅野総一郎が借り受け発足したものになります。浅野総一郎は現在の東京から横浜にかけてまたがる京浜工業地帯の生みの親ともいえる人物で渋沢栄一ほど有名ではありませんが明治の産業革命において同じくらい大きな功績を遺した人物です。

太平洋セメント株式会社はそれ以外にも違ったルーツを持つ会社が吸収合併を繰り返して出来上がった会社であり、今回紹介した渋沢、笠井、浅野以外にも多くの明治期の日本の実業家が関わっています。その点からも日本の産業の基礎となった会社であると言っても過言ではないでしょう。彼らが生み出したセメントは今も日本の建造物のみならず日本そのものを支えています。

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