木や石、布といった身の回りのさまざまな素材が、触れるだけでタッチ操作や制御を可能にするとしたら、どのような未来が訪れるのでしょうか。今年1月、CES 2025に出展された「ZINNSIA」というプロダクトでは、そんな夢のようなインターフェース技術が実現されました。身の回りのあらゆるモノが“スイッチ”になり得るというその可能性は、これからのデザインや体験の幅を大きく広げてくれそうです。
今回は、そんなZINNSIAを開発した、株式会社ジャパンディスプレイを紹介します。この会社は、触れるディスプレイ技術で知られるだけでなく、自社開発の多彩なディスプレイやセンサー技術群を「BEYOND DISPLAY」戦略のもとに事業展開しています。代表例は、次世代OLED「eLEAP」、車載コックピット向けディスプレイ「AutoTech」、低消費電力・高解像ディスプレイ「HMO」、そしてZINNSIAといったセンサー事業です。
私たちが普段手にするスマホやテレビだけでなく、“もの”そのものがインターフェースになる未来は、株式会社ジャパンディスプレイが少しずつ現実にしつつあります。素材の可能性を引き出すZINNSIAのような革新的技術と、ディスプレイ技術の基盤を持つ企業姿勢が、これからの社会や生活をどう変えていくのか、非常に楽しみです。