こんにちは。
私は小さいことからパソコンの、特にハードウェアに対する興味が強く、中学生の頃にはお年玉を自作PCにつぎ込んでいました。そういった過去もあり、新商品であったり新技術、メーカーの動向など、ハードウェア業界の動向なども日々情報を仕入れるようになりました。最近はPCパーツというと、海外勢力、特にアジア企業の台頭が目立っていますが、今日の仕事中に日本企業製のPCパーツを見かけたので、本日はその企業を取り上げようかと思います。
私が見かけたものは 日立製作所製のHDDでした。現在世界のHDD市場はシーゲートとウエスタンデジタルが圧倒的なシェアを誇っており、日立のストレージ部門は2012年に日立製作所からウエスタンデジタルの傘下に移り、HGSTと社名を変えてストレージの生産販売を行っています。現在の日立ではストレージ自体の生産は行ってはいませんが、さらに展開させたストレージソリューションとして、クラウド基板用の仮想ストレージ用サーバの販売を行っているようです。
内部搭載できる物理ストレージ容量が1400~17000TBと規模に応じた複数のラインナップがある日立製のストレージサーバですが、外部ストレージによる拡張も可能で、外部も含めた最大容量は287PBと創造のつかない容量になっています。AWSのEFSの容量をdfで見ようとするとすごい容量に見えますが、こういったストレージ専用サーバの容量が表示されているためだろうかと、憶測しました。
こういったクラウド基板製品は普段接しないものではありますが、間違いなくインフラに関わる製品であるわけです。クラウドが普及してもこうした認識を持っておけば、クラウドだからと言って安心せず、サービスの落ちない環境を構築する手助けになる、ように思えました。