こんにちは。11月も今日で終わり来月で一年も終わりということですが、自分の体感としてはそこまであっという間でもなかったなという実感でした。毎日24時間分しっかり過ごしている気がしかなり歯ごたえのある日々でした。ところで昨日は「いい肉の日」だったらしくそれにちなんで日頃と少し異なるサービスをしていたお店もあるようでした。今回取り上げる企業もその一つです。株式会社モスフードサービスをご紹介します。
株式会社モスフードサービスは1972年3月東武東上線成増に実験店がオープンされたのをその始まりとします。同年6月にはモスバーガー1号店「成増店」が開店、7月に株式会社モス・フード・サービスが正式に設立されました。MOSという名前には、Mountain「山のように気高く堂々と」Ocean「海のように深く広い心で」Sun「太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って」という意味が込められているそうで、私のモスバーガーに対して勝手に抱いているさわやかで涼しげなイメージにぴったりだとまず思いました。創業者の櫻田慧代表取締役が自ら命名したMOSはその後急激な成長を遂げ、1989年には800店舗目をオープンするなど、名実ともに日本を代表するファーストフード店となりました。現在は国内にとどまらず、台湾:243店舗、香港:18店舗、インドネシア2店舗、シンガポール:30店舗、韓国 :13店舗、タイ:4店舗、中国:14店舗、オーストラリア:6店舗の合計330店舗が海外で営業中です。特に台湾では、日本の外食産業と言えばMOSというように受容されている様子で1991年以来、台湾産の野菜をふんだんに盛り込んだ商品が人々の心をとらえ続けています。
創業者の櫻田慧さんは生前以下のような言葉を残したそうです。
「本当においしいものを提供すれば、一等地でなくともお客さまは来てくれる。」
「人間って素晴らしい。生きてるって素晴らしいという気持ちをお届けし続けることが私たちの大きな使命です。ひとつひとつ丁寧に最高の商品を届けようという気持ちを込めてお客さまに提供していこう。」
このような創業者の精神を受け継ぐ人々が企業を運営しているからこそ人気が衰えることがないのだと今回思いましたし、スタートの時点で明確な指針が提示されていたことが株式会社モスフードサービス急成長の源だったのではないかと考えています。
» 2016 » 11月のブログ記事
こんにちは。最近動画で早朝に魚を捕獲しに行く漁師の方々のドキュメンタリーを見ました。寒い早朝の海上で黙々白い息を吐きながら黙々と作用を続ける人たちを見ていると、何気なく普段食べている魚も決して簡単ではない地道な作業を経て自分のもとに届くのだとふと考えるきっかけになりました。そこで今回は魚に関連した企業を取り上げたいと思います。ご存知の築地魚市場株式会社です。
築地魚市場株式会社は、昭和23年3月9日に「水産物の売買及び販売の受託を目的として、資本金500万円で設立」されました。同年にすぐさま営業を開始し、昭和38年には東京証券取引所市場第二部に株式を公開上場しました。東京都中央区築地五丁目2番1号に本社を構え、卸売部門/生鮮魚介類、加工水産物の集荷販売附帯部門/冷凍冷蔵保管業、賃貸業を主な業務として行っています。その事業は8つの部署で分担して行われておりそれらを列挙すると、マグロ部・鮮魚部・特種活魚部・塩冷部・加工品部・販売促進部・営業管理室・冷凍工場となっているようです。素人目から見て最も存在感のあるように見えるマグロ部は築地魚市場での経験によって養われた知識を基に、生鮮・冷凍本マグロ・南マグロ・メバチ・キハダ・カジキ類などのセリ商材を中心に扱っているということ。マグロ一本に数百万円の値がつくこともあるようで、築地と言えばマグロのセリと言っても過言ではないように思います。
さて、築地魚市場には商品の生産管理を行っているエリアと、それらの海産物をその場ですぐさま調理し提供している店舗エリアがありますが、私も一度いったことがあります。その時は平日の早朝であったのにもかかわらず割と人の数が見られ多少驚きました。朝食ということを考えると値段は少し高いかもと思いつつ、食べたマグロ丼は脂がのっていてとても美味しくまた食べたいと思いました。その他に人気があったお店はと言えば、サザエやホタテなどを提供している店やラーメンを立食できるお店などがありました。某サイトによれば、日曜日に行くのがとても良いということなので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
こんにちは。私の家の近くに交差点があるのですが、その三方にそれぞれ100メートル行くか行かないかという場所にファミリーマートがあります。ひとつだけはローソンなのですが、とにかくコンビニを営業する企業間の競争の熾烈さは立地を観察するだけでなんとなく伝わってきます。その中でもファミマが最も利用頻度が高いので今回はファミマを取り上げたいと思います。
株式会社ファミリーマートは、「フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業」を展開する企業で日本国内での存在感はさることながら、台湾、タイ、中国、フィリピン、ベトナムといった海外でも着実に事業規模を拡大させており、 2006年2月末時点での総店舗数23、852店(国内外エリアフランチャイズ含む)という実績を誇っています。今でこそ知らぬものはいないとも思えるファミマですが、事業の始まりは1972年9月に(株)西友ストアー企画室に小型店担当を設置したことだったそうです。1973年9月には実験第1号店が埼玉県狭山市に開店(狭山店、現・入曽店)し、「お客さまとフランチャイズ加盟店、本部とが家族的なお付合いをしながら、ともに発展していきたい」という願いのもとにファミリーマートという名前が生み出されました。1978年4月にフランチャイズ展開を開始しこの年の夏に初となる24時間年中無休営業の店舗が千葉県船橋市に開店され、そして遂に1981年9月(株)ファミリーマートが設立されました。
自分を含め、コンビニがない時代に生活したことのない世代の人にとってその有難さを痛感する機会というのもあまりないと思えますが、改めて店内をつぶさに観察すると未知のサービスも含め、コンビニの存在が人の生活の物理的な限界を打ち破る手助けを大いにしてくれているのだなと痛感します。少し歩けば食べ物にありつけ、雑誌によって情報を得られ、ファックス・コピー・郵送サービスなどにより情報を発信できる。わずか数十年前にはこのような作業によって手を煩わされていた人がいたのだということを考えることはとても大切だと思いました。
締まらない終わり方ですが、今日はこの辺で。
こんにちは。突然ですがあなたはパン派ですか?それともご飯派ですか?どちらでも大変結構なのですが、そして他にもいろんな派があるかも知れませんが、今日ご紹介する企業はパン派の方なら絶対知ってる山崎製パン株式会社です。山崎製パン株式会社は千代田区岩本町に本社を構える企業で、昭和23年6月21日の創業以来日本の家庭の食卓を支え続けています。代表的な事業は言うまでもなくパン部門だと思うのですが、その他にも和菓子部門、洋菓子部門、調理パン・米飯部門など幅広い事業を展開しており、世界の食生活に貢献するとのスローガンのもと日本国内のみならず東南アジア、北東アジア、北アメリカ、フランスなどにも進出し店舗・事業所を出店しているようです。目玉商品であるパンの歴史について簡単に振り返ってみると、始まりは創業と同じ昭和23年にさかのぼります。委託加工のコッペパンの製造が手掛けた最初の事業でそれを皮切りに、「ロイヤルブレッド、超芳醇、ダブルソフト、ふんわり食パン、新食感宣言などの食パン類をはじめ、あんぱん、クリームパンなどの菓子パン類、ペストリー、ドーナツ、ハードロール」と次々に新商品を生み出してきました。年間1、000アイテム以上の商品を世に送り出す背景には、一人一人が開発者担当者であり毎日がマーケティングであるという考えがあるといいます。とはいえ、ここまで多くの商品が展開されているとは恥ずかしながら全く想像していませんでした。今後はヤマザキの方々の努力に思いを馳せながら、どのような新商品が店舗に並んでいるのか注目していきたいと思いました。
話しはガラッと変わって、公式ホームページに行くと「ヤマザキ 世界の朝食」というコーナーがあるのが目につきましたので見てみましたところ、とても面白かったのでちらっとご紹介できればと思います。ここでは世界中のパンを使った料理を紹介しているのですが各国の趣向をこらした料理は見ているだけで楽しく、なんどとなく世界の車窓からをぼーっと見ている時の感覚を思い出させます。その中で私の胃袋を捕えて離さなかった料理は、スペイン・バレンシア地方の「コカ」というスペイン風ピッツァです。なるほど、言われてみればピッツァはパン料理以外の何物でもなく今までそんなこと気にもしなかったわけですが、バレンシアやマヨルカ島ではコカはパン料理の代表格として名高いらしく、赤ピーマン・玉ねぎ・ズッキーニ・トマトなどいかにもスペイン的な具材やツナ・アンチョビ・黒オリーブがふんだんに使われているコカの様子を見るだけでスペイン人になりたいと思わずにはいられません。バレンシアの人々は一日5食が当たり前らしく、絶対太るだろう!と言いたくなりますが、バレンシアの“La Clara”(晴れ渡った)な気候の下では新陳代謝も活発になるのでしょうか。バレンシアだけでなく、スペイン人の食に対する意識の高さを見せつけられているような気がしました。食事が素晴らしければ生活も楽しいだろうなと自分の貧相な食生活を反省しつつつ、今日は終わりたいと思います。