» 2019 » 9月のブログ記事

こんにちは。

今週は、特定の分野では深層学習AIによる翻訳精度が人間のプロを超えつつある、という記事を見かけました。

深層学習AIによる機械翻訳の精度は、あらかじめ学習させた大量のデータによります。収集の難度と量の関係上、小説などの芸術性の高い文章よりは実務的な書類の方が精度が上がりやすいです。データ収集能力という点で優れるGAFAやMicrosoft、政府などがリードしているAI翻訳業界ですが、分野を絞ることでこれら以上の成果を部分的にあげている企業も存在します。
上記の大型プラットフォーマーの収集データは汎用型AI翻訳には適していますが、企業や業界ごとに異なる文脈を読み取り、より自然な文章を生成するという点では課題が残ります。そこで株式会社ロゼッタは、医療や金融といった専門分野に限定したデータ集収を行いAIに学習させることで、特定分野での高精度AI翻訳を実現しています。最近ではさらに企業ごとに限定し、社内でのみ通用する表現や言い回しを学習し、精度をさらに高めるための「オーダーメイドAI翻訳」の実現を目指しています。加えて、英語と日本語、中国語と日本語のような海外大手に任せることが可能な翻訳以外の、新興国言語と日本語のAI翻訳開発にも力を入れているそうです。こういった翻訳に海外大手が本腰を入れる可能性は低く、「日本語を軸とした翻訳に特化する」という方針をとっています。

未来のニーズ。

| 小ネタ! |
こんにちは。
最近、何か計算する際には、すぐにスマホ等の電卓を使っているので、暗算のスピードが恐ろしいほど落ちました。飲食店でアルバイトをしていた頃は、毎日決まった金額を扱うので、その場合の計算については暗算であっても正確さに自信があり、電卓を使うことはほとんどありませんでした。しかし、今ではそのような頭の使い方をする機会が少なくなったので、ますます自分の暗算結果に自信を持てず、結局電卓に頼ってしまっています。
大学で統計学を勉強していた際、スマホ等のアプリケーションではない、正規の電卓を購入しました。購入にあたり、電卓について調べていたのですが、電卓という一つの括りの中であっても、機能はものによって様々で、性能の比較をしているだけでも非常に面白みを感じました。私の場合、基本機能ですら使いこなせていない状態なので、ある程度の性能のものを選びましたが、電卓の機能の幅を知ることができただけでも、十分な収穫となりました(誰がこんな機能使うのだろう??と思うものもありましたが、それはそれでまた面白かったです)。
電卓といえば、”CASIO”が真っ先に思い浮かぶ人も少なくないと思います。カシオ計算機株式会社は、1946年に設立された樫尾製作所が起源となっている企業です。お恥ずかしながら、カシオが設立者のお名前からきているとは全く知りませんでした。。カシオの製品の提供価値として掲げている考えは、「発明は必要の母」というものです。現時点ではまだ存在していないニーズを、発明品によって満たし、多くの人の生活をより豊かにしていくといった発想に基づいています。これは、他の企業ではなかなかない考え方ではないかと思います。カシオの製品を見ていると、安定の品質と革新的な技術が融合した製品が多い印象を受けます。来月には、小型水中無人探査機とコラボした腕時計が発売される予定とのことです。
カシオは、現在、電卓・時計・電子辞書・電子楽器・プロジェクター等の様々な機器の開発、製造、販売を行っています。企業の長い歴史の中で培われた技術と、未来を見据えた新たな技術の発明により、これから先も、生活の多くの面において豊かさを支援してくれる存在であり続けてくれるのではないかと期待されます。

こんにちは。

実は入社する前までECサイトという言葉の意味を理解していませんでした。ECサイトとは、「商品をインターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトのこと」のことで、狭義には自社商品の販売サイト、広義には他社の商品も含む販売サイトのことを指しています。昨年度の国内のECサイトのシェア(流通総額ベース)を見ると、トップが楽天、次点でAmazon、ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、メルカリ、、と続いています。国内はAmazon1強かと思っていたので意外です、とはいっても、楽天の流通総額はトラベルや楽天ペイなどの合算となっているようなので、純粋な楽天市場とAmazonの流通額なら逆転している可能性もあります。

流通総額シェア上位が有名ECサイトで占められる中、私が注目した「BASE株式会社」を本日はご紹介いたします。同社が提供する、スマホなどから簡単にネットショップを開設できるサービス「BASE」は、導入の簡便さ、デザイン、アクセス解析などのECサイトの基本的な機能を簡単に利用できます。さらに、ショップをフォローする、お気に入りに登録する、というSNSの要素も導入し、Instagramなどのサービスとも連携することで、集客面でも始めやすいのが売りとなっているようです。また、この「BASE」の関連サービスとして、ショップを開設したオーナーが簡単に資金調達を始められる金融サービスや、BASE以外のECサイトにもクレジット払いを簡単に導入できる「PAY.JP」など、EC関連サービスを中心に多種のサービスを展開しています。

このサービスを見て真っ先に浮かんだのがコミケのネット販売ですね、、個人販売であそこまで大規模なイベントは他にないでしょう。どうしても個人で販売となると集客力という点で大手に委託するケースが多いと思いますが、委託販売だとC〇〇新刊、新譜という感じでまとめられてしまうことが多いです。それこそ、こういった個人それぞれで販売ページを持てるサービスは進出しやすいのでは、、と思いました。

こんにちは。

今週のニュースでは、国連の気候サミットで演説をしたグレタ・トゥーンベリさんの記事をよく見たように思います。
アマゾンの森林火災などもあり、今一度環境問題への意識が高まっているように感じました。

「よくもそんなことを」グレタ・トゥーンベリが気候サミットに登壇 スピーチ全訳
https://www.buzzfeed.com/jp/rikakotakahashi/greta-thunberg-un-speech-trump-glare-1

ということで本日は環境・森林に関連する企業をご紹介します。
住友林業株式会社は山林事業を基盤に、木材・建材の仕入・製造・加工・販売や戸建住宅・集合住宅等の建築販売を行っている企業です。

「林業」とついているので、木材の製造をしているのかとおもいきや、現在の主な事業は木材のノウハウを活かした住宅事業だそうです。
とはいえ創業当時から続く林業・森林管理業も行っており、なんと日本国土の900分の一にあたる4.5万ヘクタールもの森林を保有しています。
広すぎて大きさがピンときませんが、僕の住んでいる横浜市より少し大きいくらいとのことで、とんでもない広さですね、、

もともとは、住友グループ創業期の主な収入源となっていた、別子銅山での鉱山事業による鉱毒公害対策として立ち上げた林業部門が住友林業の前身なのだそうです。
足尾銅山の公害が社会問題となっていた当時、同様に別子銅山と住友金属の工場でも煙害が発生し周辺の農民数千人から抗議を受けていました。
そのため、伊庭貞剛という衆議院議員でもあり住友グループの役員だった方が、別子地域における植林事業を始めたそうです。

財閥を成したほどの巨大企業が、積極的に環境問題に取り組んだ歴史があるのは素晴らしいと感じました。
公害があったからと言えばそれまでですが、現代の温暖化や排ガス問題にも同様の姿勢で取り組む企業が増えるといいですね。

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