» 2015 » 5月 » 7のブログ記事

流動と安定

| 小ネタ! |

こんにちは。

 GWが終わってしまいましたね。
それでもまた2日間たてばお休みがやってきます。人材と家
何かと混雑しがちなGWを避けてゆっくり土日でおでかけする、という方も
多いのではないかと思います。
北陸方面に足を伸ばそう、という方もいらっしゃいますよね。
本日紹介する株式会社クイックは、人材紹介会社でありながら
地域密着型の雑誌を多数発行しています。

◉クイックという会社
 株式会社クイックは大阪に本社を置く人材・情報サービス会社です。
設立年は今から35年前の1980年です。こちらの企業も例に漏れず
長年続いていらっしゃる老舗企業です。
クイックは事業所を東京・名古屋・大阪・新横浜においており、
関係会社は上海やアメリカに進出しています。
ヒト・モノ・カネ・情報の中でヒトと情報に特化しつつ、
社会に貢献し、クイックに関わる人をハッピーにすることを
経営理念に掲げています。
クイックは設立から約20年で上場し、米国や中国に進出しています。
そしてその後約15年で東証に上場しています。
かなり安定して成長を続けている企業だと沿革を見ることでわかります。
自分が強みにするものをしっかりと定めて堅実に経営していることが
こうして安定的に成長を続けている秘訣なのだと考えられます。

◉地域密着
 人材系、情報系、というとなんだか殺伐としたイメージを浮かべる方も
いらっしゃるかもしれません。しかし、このクイックという会社は
人の流れの激しい「人材」を商材にしながらも、一方で地域に密着した
サンロクゴという北陸総合情報サイトを運営していたり、家づくりや
結婚に関する情報誌もいくつか出版しています。また最近人気が高まってきている
金沢に関する雑誌も流行に先駆けて2011年から発刊しています。
家づくりに関する雑誌では安定した「家」というテーマ、
人の流れや時代の流れを意識する必要のある人材や
観光地の雑誌、その相反する2つの商材をうまく扱えるのは
30年以上続く企業だからこそ、と言えますね。

人に関するローカル・グローバルな商材を武器にして安定的な
成長を続けている株式会社クイック。流動的な人材という分野からは
遠い存在の情報誌を発刊することで、双方の事業の視野を大きく広げる
ことができているのだと思います。

ぐるぐる巻き

| 小ネタ! |

こんにちは。gaiyo_img1

ゴールデンウィーク中、箱根山のニュースで持ちきりだったような気がします。
噴火と言われると、どうしてもマグマが噴出して溶岩が流れて大変~といった想像をしてしまいます。
しかし、水蒸気が噴出することも噴火と言うそうですね。
溶岩の被害がなくとも、危険であることには変わりありませんので、これからの変化が気になるところです。

さて、この箱根山の近くに本社が所在している上場企業があるのか探してみました。
箱根山のある神奈川県足柄下郡にはありませんでしたが、足柄上郡に本社を置く上場企業が1社ありました。
小田原エンジニアリング」です。本日はこちらの会社を紹介いたします。
ちなみに地図上で見ると、箱根山からは最低15kmくらいは離れているようでした。

小田原エンジニアリングは、自動車や家電製品など様々なところで利用されている「モーター」の、「コア」部分に銅線を自動で巻く設備を生産しています。
このことを巻線設備と呼んでおり、巻線設備では世界トップシェアを誇っているそうです。
モーターのコア部分とは、電磁鋼板という材料を、数十枚から数百枚積み重ねたものだそうです。

製品情報のページでは、巻線方法が5種類載っています。
中でも驚いたのは、「インサーター式」という、コアに銅線をぐるぐる巻きにしてから枠に入れる方法です。
コアから大きく横に広がって巻かれているのに、最終的にはコンパクトに筒状の枠へ収まっています。
折り畳む段階で、銅線が傷ついたりしないか心配になります。
人の手でやるのはもちろん大変でしょうが、この巻き方を自動でやらせるのも大変かと思います。
他の方法は、コアに沿って銅線が綺麗に巻かれているので、インサーター式だけ異質に感じました。

モーターを見ていると、小学生や中学生のときにモーターを使った記憶を思い出します。
小学生のときは、コイルに手動で銅線を巻いていたような……。
モーターといえば何かを駆動させるイメージがありますが、パソコンやHDDといった静のイメージのものにも利用されているのは初めて知りました。
身近なところで、たくさんのモーターが使われているのですね。

こんにちは。

本日は、日本毛織株式会社をご紹介します。
日本毛織株式会社はその名前から想像がつくように、衣料繊維事業を行っています。
学校や企業、官公庁向けの制服から消防服といった特殊なものまで幅広く手掛けているそうです。
創業は1896年で、現在も毛織物では国内トップクラスの実績を持っています。

なるほど、名前に違わぬ事業と実績を持つ企業ということですね。

しかしこの企業、実はジャンルの違う事業にも幅広く取り組んでいます。
繊維事業に関連してそうなフェルト・不織物や紐、糸の生産から、
あまり関係のなさそうなスポーツ用品の生産、更にはソーラーパネルや電子機器まで生産しています。
あまり耳慣れないものとしては馬具、乗馬用品なども手掛けているそうです。
そのほかに不動産事業や介護事業なども行っており、商品生産から施設運営などもとても幅広く驚かされます。

以上のことから日本毛織株式会社は典型的な多角経営企業と言えます。
多角経営を行う企業は意外と知られていない気がします。
有名な企業はなんらかの分野で有名になっていることが多いので、
その他の事業が注目されづらいということがあるのかもしれません。

多角経営の企業は調べてみると「おお!」と驚かされることが多いので、
このブログで取り扱うには最適かもしれません。
今後、多角経営を行っている企業を見つけることができたらまた紹介したいと思います。

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