こんにちは。
ゴールデンウィーク中、箱根山のニュースで持ちきりだったような気がします。
噴火と言われると、どうしてもマグマが噴出して溶岩が流れて大変~といった想像をしてしまいます。
しかし、水蒸気が噴出することも噴火と言うそうですね。
溶岩の被害がなくとも、危険であることには変わりありませんので、これからの変化が気になるところです。
さて、この箱根山の近くに本社が所在している上場企業があるのか探してみました。
箱根山のある神奈川県足柄下郡にはありませんでしたが、足柄上郡に本社を置く上場企業が1社ありました。
「小田原エンジニアリング」です。本日はこちらの会社を紹介いたします。
ちなみに地図上で見ると、箱根山からは最低15kmくらいは離れているようでした。
小田原エンジニアリングは、自動車や家電製品など様々なところで利用されている「モーター」の、「コア」部分に銅線を自動で巻く設備を生産しています。
このことを巻線設備と呼んでおり、巻線設備では世界トップシェアを誇っているそうです。
モーターのコア部分とは、電磁鋼板という材料を、数十枚から数百枚積み重ねたものだそうです。
製品情報のページでは、巻線方法が5種類載っています。
中でも驚いたのは、「インサーター式」という、コアに銅線をぐるぐる巻きにしてから枠に入れる方法です。
コアから大きく横に広がって巻かれているのに、最終的にはコンパクトに筒状の枠へ収まっています。
折り畳む段階で、銅線が傷ついたりしないか心配になります。
人の手でやるのはもちろん大変でしょうが、この巻き方を自動でやらせるのも大変かと思います。
他の方法は、コアに沿って銅線が綺麗に巻かれているので、インサーター式だけ異質に感じました。
モーターを見ていると、小学生や中学生のときにモーターを使った記憶を思い出します。
小学生のときは、コイルに手動で銅線を巻いていたような……。
モーターといえば何かを駆動させるイメージがありますが、パソコンやHDDといった静のイメージのものにも利用されているのは初めて知りました。
身近なところで、たくさんのモーターが使われているのですね。