こんにちは。hikaru です。
さて、今日は絵文字の歴史、的なお話について取り上げます。
(僕は顔文字すらほとんど使わない人なのですが。)
絵文字が最初に使われたのは、
1996 年、DDI ポケット (現在のウィルコム) による P メールでした。
そして、1999 年 2 月に NTT ドコモ、
4 月に DDI セルラー (現在の KDDI)
10 月に J-PHONE (現在のソフトバンク)
と、同様のサービスが生まれました。
ただ、この絵文字には欠点がありました。
文字のやり取りには、標準化されている符号化方法を用います。
例えば、「あ」→「82A0」みたいな感じ。
この符号の使われていない部分を
各社がそれぞれ独自に絵文字に割り当てたので、
他社間で絵文字を送受信する際には、変換をしなくてはならなかったのです。
また、自社以外の数分だけ変換表が必要なので、
その負担は相当なものだったろうと思います。
(A-D 社がいたら、A は、B,C,D 社用の変換表が必要。)
このような状況に、Google とアップルから 2008 年、
絵文字を Unicode に収録しようという取り組みが開始されました。
Unicode は、世界中の文字列を一貫したコードで表す取り組みです。
標準化したものがあれば、
各社は、自社と標準との間の変換表のみ作ればいいことになります。
この取り組みは、2009 年に ユニコードコンソーシアムという非営利団体に提案され、
Unicode に収録されました。
結構最近なんですねー。
ちなみに、日本でユニコードコンソーシアムに
唯一参加している企業は、ジャストシステムです。
一太郎とか ATOK とかが有名ですね。