皆さんは映画を見ることは多いですか?最近は映画館に行くことが少なくなってしまいましたが、大学生のころは近くの映画館によく行っていました。大きい映画館で有名な作品を見ることも多かったですが、ミニシアターあまり知られていない作品に出合った時は、「こんなおもしろ映画があるんだ」とてもわくわくしたのを覚えています。今回はそんな映画館事業を手掛ける会社を紹介します。
今回紹介するのは東京テアトル株式会社です。主な事業内容としては3つあります。1つ目は映画関連事業です。映画館「テアトルシネマ」の運営や映画の配給などをおこなっています。配給した作品の中には「花束みたいな恋をした」などの話題作もあります。2つ目の事業として飲食関連事業をおこなっており、都内を中心に11店舗の飲食店を展開しています。また3つ目に不動産事業も行っていて、リニューアルマンションの提供やリフォームなどを手がけています。なぜ映画館を運営する会社が、飲食や不動産にも関わっているのだろう?と思うかもしれません。しかし、その背景には、映画を観た後に食事を楽しんだり、映画館が入っているビルを有効活用したりといった映画鑑賞を中心とした一連の体験の視点があります。映画という行動を軸に、横断的に事業を展開することで、収益性を高めているのです。
ホームページを見たときは、事業の幅広さに驚きましたが、よく見ると映画を起点にした一貫したビジネス展開がされていることが分かり、とても興味深く感じました。