こんにちは、aicoです。
ハウス食品株式会社といえば、こくまろやバーモントカレーなどなど
即席カレールーを中心とする食品メーカー。
ハウス食品の最初は「ハウス」ではなくて「ホーム」だったって知っていましたか?
ハウス食品のカレールウがロングセラー商品となった裏側には、
夫を陰で支える女性のこんな姿があったそうです。
ハウス食品の始まりは、大正2年、
大阪市で浦上靖介氏が創業した薬酒化学原料店、浦上商店でした。
当時販売されていたカレールウは固形ではなく粉状の缶入りのもの。
手頃な価格で手軽に出来てでも美味しいカレーができるカレールウは大人気になります。
浦上商店でもカレー粉の制作に乗り出し、その当時、大阪で人気のあった「ホームカレー」を作る
稲田商店を買い取ります。
しかし当時まだカレーはまだ人気が出始めで市場も未熟。
リスクが多すぎるのでは?と悩む浦上靖介氏の決断を促したのは
靖代夫人の「やりなはれ、夫婦が力を合わせたら実らんわけはあらしまへん」と力強い言葉だったそうです。
ところが昭和3年のこと、「ホームカレー」の名前は商標権問題が起こり使えなくなってしまいました。
新しい名前を何にするか悩んでいたときに靖代夫人はこう言ったそうです。
「日本には『ホーム』の概念はあらしまへん。『ハウス』だす。」
こうして家のマークの「ハウスカレー」が誕生しました。
当時取得した商標には「IN EVERY HOUSE」(すべての家庭に)という言葉を記したそうです。
その後、ハウス食品はカレー粉だけでなく、即席めんや菓子事業に業務を拡大します。
昭和55年には「ハウス」の「h」をかたどった新しいシンボルマークができました。
現在でもハウス食品はカレールウでは同業他社に圧倒的な差をつけてトップシェアを獲得しています!
では、よい週末を〜