こんにちは。hikaru です。
ちょっと前にシャツクールの話をしましたが、
去年・今年の夏は特に、冷感グッズが流行っていますよね。
水を含ませて首に巻きつけるネッククーラーや、
濡らすとひんやりするタオルをよく見かけると思います。
僕も触ったことがあるのですが、アレはほんとにヒヤッとして
不思議ですよね。
基本的には、水が蒸発するときに熱を奪う気化熱を利用しています。
それだと普通のタオルでも同じ事ができそうですが、
こういうグッズは本当にヒヤヒヤしますよね。
どんな違いがあるのでしょう。
これは、グッズの素材に超揮発性のものを使う事で実現しています。
簡単に言うと、繊維を細かくして表面積を上げ、水を染み込みやすく、
かつ、早く乾かすようにするのです。
同じ時間で水が蒸発する量が多ければ、奪われる気化熱も大きいですよね。
ネッククーラーは、表面にこういった素材を使い、内部に
吸水性のある素材を利用して、蒸発と保水のバランスをうまく保ち
冷たさを持続させるようになっているらしいです。
この超揮発性素材、調べてみると、ポリビニルアルコール樹脂のものが多いです。
これ、子供の頃スライムを作るのに使った、洗濯のりと同じものです。
意外と身近なものなんですね。
超揮発性素材は、合成繊維業界各社がそれぞれのブランドを開発しています。
ちなみに帝人株式会社は、今年から「ひんやりジェル付ネッククーラー」
を販売し、冷感業界での売上を 1 割伸ばす狙いだそうです。
さわるだけでヒヤッとする素材も見かけますが、
アレはどういう仕組みなんだろう。
立秋は過ぎましたが、まだまだ暑さはこれからです。
それでは今日はこのへんで。