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造船から重工業へ

| 小ネタ! |

こんにちは。132061

早いもので、もう6月となりました。
本日、6月1日は何の記念日なのか調べてみると、ものすごくたくさんの記念日になっていました。
気象記念日、氷の日、ねじの日、写真の日、ガムの日などなど……。
たくさんあってどれをネタにしようか悩みましたが、
三菱重工業が発足した日でもあるということで、本日は三菱重工業を紹介します。

三菱重工業は元々、長崎造船所でした。
といっても三菱が経営するようになったのは1884年のことで、
始まりは江戸幕府が管理していた艦船修理工場だったそうです。

その後の1917年に三菱造船株式会社になり、一時期三菱電機・三菱航空機などに分社化しましたが、
収支不振のために三菱造船と三菱航空機が合併し、”初代”三菱重工業となりました。

しかし、終戦後にGHQによって再度、東日本重工業(後の三菱日本重工業)、中日本重工業(後の新三菱重工業)、西日本重工業(後の三菱造船(2代目))の3社に分割されました。
始めは3社でうまく製造の棲み分けをしていたようですが、
段々製品の線引きが曖昧になり、重複が多発してしまいました。
そこで、3社は1964年に再統合、現在の三菱重工業となりました。
こうして遡ってみると、長い歴史を持った会社だということがよくわかりますね。

三菱重工業の事業内容ですが、多岐に渡っています。
船舶・エネルギー・交通・エアコン・軍事・宇宙などに関連した、幅広い製品を扱っています。

ところで今年の3月、シブヤン海に沈んでいた戦艦「武蔵」が発見されてニュースになりました。
この武蔵は、三菱重工業が製造したものです。
武蔵は、日本を代表する世界最大の戦艦「大和」の姉妹艦です(二番艦なので妹です)。
最近興味があって大和と武蔵について調べていたのですが、
他の戦艦が可愛く見えるくらい巨大だったというエピソードや、
あまりの巨大さと頑丈さからモンスターと呼ばれたというエピソードなどを知り、広島にある大和ミュージアムに行ってみたくなりました。

また三菱重工業は、地球深部探査船「ちきゅう」や、有人潜水調査船「しんかい2000」「しんかい6500」といった特殊船も製造しています。

他にもたくさんの事業・製品があって書ききれないので、
今回は会社の歴史と武蔵を中心に紹介しました。

それではー。

水で世界を潤す

| 小ネタ! |

こんにちは。

 本日から6月ですね。気持ちの良い気候はすぐにみず
過ぎ去ってしまうもので、筆者はついにクーラーを使う生活が
スタートしてしまいました。これだけ暑いと水の消費量も増えますし、
梅雨入りまでは雨も少ないので水が足りない!という所も出てくる頃かと
思います。本日ご紹介する栗田工業株式会社はそんな水と環境の
トータルソリューションを実現すべく
プラントなどの設計・販売をしている会社です。

◉栗田工業という会社
 栗田工業は東京都中野区に本社を置く1949年創立の老舗企業です。
水事業というのは設備費などの関係からなかなか新規参入がしにくいのかな、と
思います。また一級建築士の事務所登録がなされていることを知りましたが、
確かにプラントなどの設備を自前で建設するならばあって当然ですね。
事業所は国内外合わせて50箇所以上あり、栗田工業の規模の大きさを
物語っています。栗田工業の企業理念は「水を究め、自然と人間が調和した
豊かな環境を創造する」です。この理念は後述するハイレベルな水の
精製技術によく表れています。

◉”水”を究める
 水を究める、とは一体どういった意味なのでしょうか。
液晶ディスプレイなどの製造の際に欠かせない超純水や、
雑菌などが混入してはならない医療用の水など、栗田工業が手がける
水は多様な分野に派生しているのですね。ちなみにこの超純粋、
純度、つまり質はものによってまちまちだそうです。栗田グループは
国内外外問わず多くの企業からの受注をうけていることから相応の
品質の高さを誇っているのだと思います。
栗田工業が手掛ける水事業の範囲は何も製造だけにとどまらないようで、
水を作り出している土壌、またその下の地下水の浄化事業にも
力を入れており、浄化そのものはもちろん、土地の汚染のリスクヘッジの
ソリューションサポートまで手掛けています。水という大きな商品が
生まれるところから、お客さんの手元に渡るまで一貫してサポート
しているところはさすが大企業、と思わされます。

 業界最大手に君臨している栗田工業株式会社。創業60年以上で
事業所50箇所以上の事業所の力を持ってすれば、水というシンプルな製品を
お客さんのニーズに合わせて作り変え、また水が生まれる環境をも
整備することができるということを知りました。アジアの水ビジネスの
市場規模は2020年には3倍に膨れ上がるとされており、
最近水事業の会社であるメタウォーター株式会社も新規上場を達成しています。
来るオリンピックに向けて、日本の高い水精製技術を強くアピールし、
現在水大国のシンガポールのように水ビジネスで世界の覇権を握る
未来を待ち望みたいと思います。

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