こんにちは。
この間九州のいろんな電車や新幹線に乗ったときに驚いたのが
いわゆる「鉄男」さんがすごくたくさんいたこと。
停車中の新幹線の写真を取ったり、SLに乗った時なんかは、
「鉄男」さん向けに停車時間を長く取っているので
その際にはなるべくいろんな角度からSLの写真を撮ろうと
カメラを持って走っていたり…
そんな彼らはたいてい家族連れ。
パパの趣味も兼ねて家族で旅行すれば、パパも満足、家族も満足。
いいこと尽くめだなー!!と思ってしまいました。
電車が大好きなひとはたいてい電車の点検車両も好きなんじゃないかと
思うんですが(新幹線のドクターイエローは子供にも大人気ですし)
今日ご紹介するのはレールの内部の傷を超音波で調べてくれる車両。
東京計器レールテクノ(東京計器の子会社)の『超音波レール探傷車 URIC』
(参考:外部リンク)というそうです。
ご存知ですか?
レールの点検は各社それぞれ厳密に行っているのですが、
やはり内部の傷はなかなか発見できません。
なので、超音波で調べるそうなのですが、今メジャーなのは
手押し式のもの。
つまり人がレールの上をずっと押して歩いて、調べるわけです。
これ、すごく大変ですよね。
でも超音波レール探傷車 URICなら、走行しながらレールの欠陥を
自動検出して記録してくれます。
超音波によるレールの内部欠陥だけでなく、最新の画像処理技術を
応用した断面摩耗計測やレーザ光を利用した波状摩耗計測などもできるので、
レールの安全を確保することができるんですね。
現在はJRや大手鉄道に多数の導入実績があるそうです。
でも、潜在的なニーズはもっとたくさんあるとおもうのですが、この車両は
価格も億単位、ランニングコストも高い、ということで、小さな
鉄道会社まではなかなか導入が進まないのだとか。
また、海外からの引き合いもすごく多いのだそうですが、保守のことを
考えると、慎重にならざるを得ないのだそうです。
でも海外からの引き合いも多い技術があるってすごいですね。
いろんな問題もクリアして、導入が進み、電車や新幹線がもっと
安全なものになっていくといいなあ、と思います。