今朝、通勤電車の中で、ばんそうこうのことを
「サビオだよね」「いや、リバテープだって!」
と言い合うカップルを見ました。
というのは嘘なのですが(ごめんなさい)、北海道、あるいは
九州出身の方は、このふたつに聞き覚えがあるのではないでしょうか?
ばんそうこうは、そう呼ばれることももちろんありますが(私はそうです)、
「バンドエイド」「カットバン」「リバテープ」「サビオ」などの
商品名で呼ばれることも多いですよね。
実は、これで大体の出身地がわかることもあるのです。
上記4つの中で、全国的にCMを売っているのは「バンドエイド」のみ。
ご存知、のジョンソン・エンド・ジョンソン社の製品です。
残念ながら、これだけでは出身地の手掛かりにはなりません。。
では次に行きましょう。
「カットバン」というのは、佐賀に本社のある祐徳薬品工業の製品。
名前の由来は「ばんそうこうをカットしたもの」だからだそうです。
「リバテープ」は1960年に、熊本の老舗メーカー、星子旭光堂
(現リバテープ製薬)が発売したもの。
熊本での認知度はほぼ100%という噂です。
実際、熊本の私の祖父母宅に行ったときけがをすると、
このリバテープが出てきます。
このふたつは九州地方でよく使われているそうです。
では最後の「サビオ」、実はごく最近まで私は知らなかったのですが、
それもそのはず、こちらはもう発売されていないんです。
もともとスウェーデンの有名メーカーの商品。
日本では1963年からニチバン、1975年以降はライオンがライセンス契約を
結び、販売していましたが、2002年に惜しくも販売中止。。
それでも、北海道では今でもばんそうこうのことを「サビオ」と呼ぶ人が
多いのだとか。なぜ北海道で?というと、発売していたころ、
北海道でのサビオのシェアが高かったからなのだとか。
ちなみに長野出身のzumiくんの実家でも「サビオ」が定着しているの
だそうです。
固有名詞が一般的な総称として使われている例は、例えば
「ホチキス」「サランラップ」「宅急便」などはけっこうありますが、
ばんそうこうは出身地までなんとなく想像できる、とっても
興味深いものだなあと思います。
他の呼び方をご存知の方、ぜひ教えてくださいね。