こんにちは。
今日は土曜日なので、ちょっと雰囲気を変えて、
お勉強っぽいお話しでも。
今日は水ビジネスについて。
水ビジネスって良く聞くけれど、いったい何なのでしょう?
水ビジネスは、「水浄化」「水プラント」「水道インフラ」の3つに
分けられます。
「水浄化」は自然に存在する水を浄化するための膜やポンプ、
薬品など各種要素技術が中心。「水プラント」は
建築やエンジニアリングなどの要素技術を組み合わせて構築した
「水の工場」関連。
物流のための水道管などのインフラを所有・維持し水を家庭や
企業などに供給するのが「水道インフラ」です。
今日はその中の「水浄化」についてです。
水を浄化するための「膜」技術は、日本の技術が世界で大きな
シェアを占めています。
産業競争力懇談会によると、日本企業のシェアは約60%。
さらに、海水淡水化用逆浸透膜に限れば70%、中でも日東電工株式会社、
東レ株式会社、東洋紡株式会社の3
社で世界市場の50%以上を占めているのだとか。
海水の濾過の需要と並んで、工業用水や生活排水の濾過のニーズも
高くあります。例えば、シンガポールは国内水需要の8割を
マレーシアからの輸入に頼っていたものの、度重なる値上げに
悩まされた結果、生活排水からの再生水「ニューウオーター」を
飲み水にすべく取り組んでいるそうです。
これら各種の濾過膜でも旭化成株式会社、株式会社クラレなどの
日本メーカーが健闘しているそうです。
世界の水をキレイにする日本の技術……って、なんだか
誇らしいですね!
また近いうちに、水ビジネスについて書きたいと思います。