こんにちは。
今日のネタ探しでは、クラウドゲーム市場を巡ってIT巨大企業の競争が激化している、という記事を見かけました。MicrosoftとGoogleがそれぞれ今年10月と11月にサービスをことになっており、さらにAmazon参入の可能性もあるそうです。
米国で11日に始まったE3の事前説明会で、Microsoftはゲーム事業として、Xboxの新型投入と並行しクラウドゲーム市場にも注力する形でゲーム市場に取り組むことを説明しました。Googleは11月から欧米14ヶ国でクラウドゲームサービスを開始すると発表しており、ある調査会社による世界のゲーム市場規模の数年後までの成長予測にも影響を与えています。Googleの独占を阻止するためMicrosoftもクラウドゲーム市場に本腰を入れた形です。クラウドゲーム技術の発展により、ゲーム情報の計算処理の大部分をサーバ側が行うようになることで、ゲーム市場そのものが大きく変化する可能性も指摘されています。
ゲームで行われる通信はプレイヤーとサーバ間で頻繁にやり取りを行うものであり、動画配信のような一方通行の供給とは大きく異なります。ゲーム分野のクラウド技術で先行することで、5Gの普及でより広範なものとなるクラウド分野そのものでも優位に立てると考えられています。
というわけで、今日はクラウドゲーム関連銘柄の一つである、シリコンスタジオ株式会社を紹介したいと思います。
シリコンスタジオ株式会社は、ゲームコンテンツ向けのミドルウェアの開発を行っている日本のソフトウェア制作会社です。特に3DCG用技術基盤のゲーム用ミドルウェアの開発に力を入れており、クラウド経由でのゲームプレイを快適に行うための同社の技術の需要は高まっていくと考えられています。GoogleのクラウドゲームサービスSTADIA発表時にゲームハードメーカー各社の株価が軒並み下落する中で、シリコンスタジオの株価が急騰したことで話題となりました。