こんにちは。
今日はレンズ製造の大手HOYA株式会社をご紹介します。
HOYA株式会社は1941年、東京・保谷町(現在の西東京市。これが名前の由来なんですね!)に東洋光学硝子製造所を創業。国内初の光学ガラス専門メーカーとして生まれます。
1962年に眼鏡用レンズの製造を始めると急激に成長し、今ではコンタクトレンズなどの製造に加え、医療用レンズ、半導体や液晶パネルに使うガラス製品など、光学レンズ製品ならなんでも製造しているメーカーです。
HOYA株式会社の製品で僕が特に気になったものは、白内障用眼内レンズというものです。
白内障は、水晶体が加齢により白濁する眼の疾患の一つで、視野の低下を招くだけでなく、症状が進行すると失明の恐れもある病気です。
この眼内レンズは手術により白濁した水晶体を取り出した後に挿入する人工水晶体で、白内障によって失った視力を回復できる画期的な医療機器とのことです。
とても小さな切開からレンズを入れられる極小切開創(1.8mm)用フォルダブルソフトレンズであり、挿入器具内にあらかじめ眼内レンズがセットされたプリロードシステム「iSert」を備えているHOYA株式会社の製品は医師が使いやすい形にデザインされているとのことです。
創業当時は光学レンズの技術は非常に難しく、幾度も技術的な難局にあったそうです。
しかしその難局を乗り越えて、人の役に立つレンズ製品を作っているのはすごいですね!