こんにちは。
本日は真空を作り出す企業をご紹介します。
株式会社アルバックは真空技術を核とする基盤技術とその周辺技術を結合し、半導体、電子部品、薄型テレビ、太陽電池、自動車、医薬・食品・科学など多岐にわたる産業向け製造装置を提供しているメーカーです。
主力としている製品は真空に関する製品で、金属を真空中で焼き入れ・焼き戻し・焼結などの加工をする真空熱処理専用の炉や、熱感受性の高い物質(熱分解・重合成のある物質)を、真空下で低温及び短時間で蒸留することが可能な真空蒸留装置などを開発しています。
一見何に使うのかわからない装置ばかりですが、例えば真空蒸留装置は、沸点の低い真空中で蒸留をすることで、高温で壊れやすいビタミンなどの物質を破壊することなく蒸留操作ができるとのこと。この技術は主に医薬品の製造に用いられているそうです。
まさか薬品を作るのに使用しているとは思っておらず、びっくりしました。
学生時代実験でつかった真空ポンプは少し古い型だったようで、容器の中の真空度が高くなるにつれ、ガタガタガタ!と激しく振動していたので、怖かった記憶があります。
しかし、こうして知らないところで技術が活かされているのを知ると、すこし世界が広がった気がしますね!