» 2015 » 4月 » 21のブログ記事

細胞内の温度

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こんにちは。

キリンと東京大学の共同研究で、細胞内温度を簡便に計測する技術が開発されました。

元々、2013年には温度を測定できる「蛍光プローブ」という試薬を開発していました。
蛍光プローブとは、蛍光を含む試薬の一種です。
キリンが開発した蛍光プローブは、温度によって蛍光の強さが変わるそうです。
「GFP」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、あれも蛍光試薬の一種です。

このように、元々温度計測はできていましたが、精密な温度計測を行うには特殊な機器が必要でした。
そこで今回、新たな蛍光プローブを開発することで、特殊な機器を使わずに計測ができるようになりました。
また、28~44℃の範囲内で、0.2℃以下の温度差を検出できる程の正確性も実現しました。

細胞内温度は、細胞の複雑な機能や、細胞分裂の周期と密接な関係があるといわれています。
また、ガン細胞などの病気になっている細胞は、普通の細胞より温度が高いことが知られています。
今回開発された技術の応用が進めば、細胞が関与する病気の予防が可能になるのかもしれません。

さらに、褐色脂肪細胞や筋細胞といった細胞は熱を生む細胞として知られており、肥満解消や体温維持の観点から注目されています。
熱を生む=エネルギーを消費することです。
ですから、熱を生む細胞を意図的に活性化できれば、ダイエットに繋がる……かもしれませんね。
体温を上げる、という意味では冷え性の改善にも繋がればいいと思います。

気温が上がってもまだまだ手足が冷える私からの、ニュースのご紹介でした。

それではー。

お昼の旅券

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こんにちは。パスポート

 本日は昨日から続く悪天候もさることながら、
家に作ったお弁当を忘れてしまうという失態を
犯してしまったがために気分が下がっております。
こんな日はどこかに美味しいランチを食べにでも行って
下っていく気分にブレーキをかけたいものです。

さて、本日はそんなランチのお話です。

 みなさんランチにはいくらくらいお金をかけていますか?
毎日外でランチをするから500円以上はちょっと・・・という人から、
たまの外食くらい値段を気にしない、という方まで様々だと思います。
でも、できれば美味しいランチを低価格で食べたいというのが本音ですよね。
そんな願いを叶えてくれる本、いわゆるランパス本というものが最近流行りだしています。
この書籍はエリアごとに発刊されていて、書籍に掲載されているお店に
そのランチパスポート、ランパス本を提示するとランチが500円に割引されるというものです。
同じお店は3回まで有効であり、有効期限は3ヶ月。
一冊1000円程度であるため、月に2回以上外でランチをすれば大体元が取れますね。

 使うほどお得なこのランチパスポート。一体どこで生まれたのでしょうか?
おしゃれなお店でランチといえばやっぱり東京・・・と考えがちですが、
この本はもともと高知県の出版社であるほっとこうちに、高知県のランチ市場の縮小を
危惧したお店がどうにかできないかと相談して生まれたものなのだそうです。
利益優先のプロジェクトからスタートして、結果的に市場に新製品を投げて終了ではなく、
困っている人の問題を解決するところからスタートしているところが良いですね。
この書籍は愛媛の出版社のSPCが持つ、書籍の自動編集システムを使用しているため、
写真と原稿をシステムに投げるだけで本の編集が完了してしまいます。
この手軽さがランチパスポート網を広げる際に大きな武器となっています。
お店側も情報掲載料が無料ということで協力しやすい環境となっていますね。

 価格コムが運営する食べログなどの割引クーポンは便利ですが、
掲載範囲が広すぎて検索する行為から逆に遠ざかってしまったり、
携帯でクーポンを出す、という行為がちょっと、という方もいると思います。
ランチパスポートはそんなちょっと後ろめたいような気分を払拭してくれますし、
パスポートを持っていることで新たなコミュニケーションの場も生まれるかもしれません。
表紙も本物のパスポートのように高級感のあるデザインとなっていますので、特別感がありますね。
この取り組みは、小さな会社だからこそできたことかもしれません。
KADOKAWAなども新しいことをたくさんしていますが、ちょっとこのパスポートは
お店側との兼ね合いもあって大企業には小さな市場に見えてしまうのかもしれません。

 情報が溢れかえっている現代だからこそ、
「手軽に」、しかも「限定された範囲」で、「ちょっと特別感を味わえる」
これを時代に逆行したアナログなパスポート本という媒体で提供することが、
逆にユーザーの安心感や満足度を高める要因となっているのですね。
さらにお店側も無料で情報が掲載できることから、
良好なネットワークをお店側と掲載側で築きやすくなっていますね。

「デジタル」の時代に、あえて「アナログ」。
ヒット作の裏には、計算されたマーケティングと、積極的な新技術の導入、
さらにクライアントとのコミュニケーションを育む土壌がある事を学んだのでした。

生命を守る人の環境づくり

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こんにちは

本日は、シップケアホールディングス株式会社を紹介します。
個人的にはあまり馴染みのない、医療関連を取り扱う企業に注目してみました。

シップケアホールディングス株式会社は医療関連を取り扱う会社ですが、なんといってもその範囲が幅広いです。
この会社のグループ企業は、病医院の企画コンサルティング、病院運営サポート(医療品物流管理、経営コンサルティング)、
医療機器・医療品販売、医療設備工事、調剤薬局運営、老人ホーム運営、動物病院経営などなどを行っています。
この企業ひとつですべてが賄えてしまうのではないかというくらい、医療関連事業を幅広いですね。

ちなみに、この企業の名前にもなっているシップは、SHIPと表記されるそうで、
Sincere Humanity Innovation PartnerSHIPのそれぞれの頭文字を取ったものだそうです。

私たちの生活に密接に関わっている分野とはいえ、普段はどういった企業が運営しているのかあまり意識しません。
意識したとしても病院それ自体ぐらいかと思います。
しかし今回調べてみて、病医院のコンサルティング事業や医療品物流管理事業など、私たちの目に見えないところでの活躍もあってこそ
現代の医療事業は成り立っているんだなと改めて認識させられました。

また明日も、新しい発見につながるような企業を紹介できればと思います。

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