こんにちは、aicoです。
今日は日本ヒューム株式会社を紹介します。
日本ヒュームは下水道向けのヒューム管で国内シェア首位を獲得している上場企業です。
ヒューム管のヒュームは人の名前。
1910年にオーストラリア人のW.Rヒュームによって発明されたことから、
ヒューム管と名付けられました。
日本では、遠心力鉄筋コンクリート管とも呼ばれています。
なぜ遠心力鉄筋コンクリート管と呼ばれているのかというと、作るときに遠心力を利用しているから。
管を作るときに、型枠を回転させながら、管の原料となるコンクリートを流し込み成形すると、
コンクリートは遠心力で外枠に押し付けられます。
コンクリートの締め固めの時の遠心力はなんと重力の25倍〜40倍!
その遠心力で、枠とコンクリートの間の余分な水や空気が内側に押し出され、
より緻密で強度の高いコンクリート管になるんだそう。
そのため、それまでの方法で作られた鉄筋コンクリート管と比べ、ヒューム管は
強度が高く漏水しにくく、より薄く軽く作れるため扱いやすい管となります。
ヒューム管は特に下水道の水道管として使用されています。
もし下水道がなかったら、
下水処理場で汚水を浄化されずに河川に戻されてしまうため
生活環境が悪くなり伝染病が流行ったり、海や川が汚れたり、
雨水が処理されず街が浸水してしまったりしてしまうなど
様々なトラブルが起こってしまいます。
そのため、ヒューム管はあまり目にすることはありませんが、
私たちの生活には欠かせないものなのです。
では、みなさん、良い週末を♪