ここ最近はご長寿企業を取り上げてまいりまして、昨日は第三位として養命酒を取り上げました。
がしかし!綿半ホールディングスが養命酒製造と4年差で早かったかもしれないことが判明いたしました。
ということで本日は綿半ホールディングスを取り上げます。
綿半ホールディングスは1598年(慶長3年)、長野県飯田市で「綿屋」として創業されました。
養命酒が慶長7年だったのでやはり綿貫ホールディングスのほうが早いですね。
「綿屋」とは何ぞや、とデジタル大辞泉で調べてみたところ、 1 綿を商う家。また、その人。 2 綿打ちを業とする家。また、その人。綿打ち。
と、とにかく綿をうっていたようです。
日本で綿が広まり始めたのは15世紀末から16世紀中ごろといわれています。初めて伝来したのは8世紀頃だそうですが、定着には至らなかったと考えられています。
綿の国内生産を確認できる最も古い資料としては、1496年、上杉房定が毛利重広に宛てた安堵状があるそうです。
この文章中に「みわた(実綿)」の文字が見られ、それ以降の文献から綿作をうかがわせる文献資料が散見されるようになっていることから、このころから始まったのではないかとのこと。
1598年に綿屋を創業したとのことですから、日本で綿作が始まって100年経つか経たないか頃に始まった、ということですね。
「綿屋」の当主が代々「綿屋半三郎」の名を襲名してきたことが、綿半の名前の由来だそうです。
現在はスーパー事業、建設事業、貿易事業と、かなり事業内容が変化しています。
どう変遷してきたのかなーとみてみると、
綿屋,金物店,保険代理事業,鉄鋼,コンクリート,ホームセンター,老人ホーム,化粧品代理店販売,立体駐車場・・・
と非常に手広いです。養命酒製造とは同時期の創業でありながら対比的で面白く感じます。
最近の動きもかなりあるので、これからどんな事業に進出していくのか注目していきたいと思います。