» 2014 » 4月のブログ記事

こんにちは。

昨日の日経新聞に東京ガス
今期も自社株を買ったという記事がありました。

そもそも、上場企業が株式を発行する理由は、市場から経営するための資金を
得るための行っていますが、
なぜ自ら自社株を購入しているのでしょうか?

本日は自社株買いの目的、メリットについてのお話をします。

まず上場企業が自社株を買ったあと、その用途として2つの選択があります。

1.そのまま自社株を保有すること
2.買った自社株を消却すること

1.そのまま自社株を保有することのメリットが2つあります。

【敵対買収対策】
持ち株比率が高くなるので、敵対買収対策となります。そして大量に株を購入
すると需要が高くなり株価が上昇するので、敵対買収にかかる資金も膨らみ、
買収が失敗しやすくなる効果があります。

【ストックオプション】
二つ目が、ストックオプションのために市場から株を取得する手段になります。
ストックオプションとは、社員に自社株を持たせ、会社の業績が上がると
所有している株価も上昇するので、社員が仕事へのモチベーションを高く維持
するための利用されています。

以上の2点が、自社株を購入してそのまま保有したことによって得られるメリットです。

しかし、今回東京ガスは3oo億円分の自社株を購入して全株を消却するという選択を
行いました。仕組みは以下に説明しますが主な目的は

【株主への還元】です。

株を所有している株主の特権に株主配当があります。
数ある上場企業の中で一株当たりどれだけ会社の利益に貢献しているのかということが、
株主配当に大きく関わってきます。

例えば会社の利益が1,000万円、発行されている株数が1,000株だとすると
1,000万円 ÷ 1,000株 = 1万円

一株当たり1万円の利益に貢献したことになります。

ここで会社ででた利益から自社株を500株購入し、消却すると
1,000株 – 500株 = 500株(市場に残っている株式数)

1,000万円 ÷ 500株 = 2万円
一株当たり2万円の利益に貢献したことになります。

さらに市場に出回っている発行株が減るので、資産価値としても高くなります。

つまり企業が自社株を購入して消却することで、投資家が持っている株の価値が
上がるのです。

そして自社株買いを定期的に行っている企業は、投資家のことを考えている
と捉えられて人気もあります。

特に東京ガスは毎年得られた利益から自社株買いを行っており、多くの個人投資家
を獲得しようと取り組んでいます。

【敵対買収対策】【ストックオプション】【株主への還元】この3つが自社株買いの
メリットでした。

ではなぜ東京ガスが個人投資家を増やしたいと思っているのか?
これはのちほど記事で。

こんにちは。
少し湿度が上がり、何となく春が過ぎ去っていくような、気候の移り変わりを感じますね。

僕はワンルームで、かつ鉄骨の家に住んでいるので、気候の変動で室内気温ががらっと変わります。
新しくて狭い家か、古くて広い家か・・・。
両方のいいとこ取りをした家があればいいのに、と皆さん思った事があるのではないでしょうか。

広くてキレイ、さらにお金もそんなにかからない、そんな夢のある住宅。
あります。

ある、というよりは作れます、という方が表現として正しいかもしれません。
リノベーションという言葉を皆様ご存知でしょうか。

リノベーション(renovation)とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。マンションの一部屋から一棟、また、特に構造に関係なく行うことが可能。(wikipediaより引用)

このように、元々古い物件を改修して済む、または販売する会社が近年増えてきています。
リノベーションを手がけている会社は、株式会社インテリックスや、住友不動産株式会社などがあります。

元々古い住宅を改修しているため、新しく奇麗な物件を購入したりするよりも安価で済ませる事が出来る所が特徴です。

東京でおしゃれで広々とした空間を、ぜひリノベーションでかなえてみてはいかがでしょうか。

僕もマンション情報ではなく、古いマンション物件を今度探してみようかと思います。

こんにちは。
お昼前には雲行きが怪しいなと思っていましたが、いよいよ雨が降ってきましたね。
みなさん雨具の用意は大丈夫でしょうか。

雨が降ると、電車では「本日傘のお忘れ物が非常に多くなっております」とアナウンスされますよね。
私は電車に傘を置き忘れるといった経験はありません(他人の車になら二度あります…)が、雨の日は結構置き去りにされた傘を見かけます。
特に座席の端にかけたまま、というのが多いんじゃないでしょうか。

そんなことを考えていたら、Kmonosuの数年前のコラムにこんな記事を見つけました。

MOTTAINAI傘を持って出かけよう

傘って、予期せぬにわか雨やうっかり備えを忘れてしまったときにどうしようもなくてコンビニで買ってしまいますよね。
その結果、家にも会社にも大量のビニール傘…なんてことも珍しくありません。
ビニール傘は、特に消耗品になりがちです。

MOTTAINAI傘は、そんな状況を改善しようと「エコペットプラス」という素材でできた傘。
エコペットプラスは、帝人ファイバー株式会社(帝人株式会社)が開発したリサイクル技術により再生されたリサイクルポリエステル繊維で、とても環境にやさしいんです。
しかもこの傘、様々なクリエイターたちがデザインを手がけた、とても個性的で特別な傘なんです。
そんな傘があったら、普段なら憂鬱な雨の日も待ち遠しくなってしまいそうですね。
毎日しっかり天気用法をチェックして、傘を忘れることもなくなりそう。
お財布にも環境にもエコな傘のご紹介でした。

こんにちは

先週中国で大量に流通している偽物のブランドが本物のブランドの需要を換気しているというコラムを書きましたが、今朝の日経新聞にて似たよう記事を見かけました。

クールジャパン「損して得取れ」
東映アニメなど無料配信、通販で収入

こでまでアジアを中心に日本独自のアニメが違法配信や海賊版が横行しており、取り締まりや違法コピー対策には限界がありました。そこで、日本のアニメ制作会社や広告代理店が出資して2013年5月に無料サイト「DAISUKI」を開設し、無料で人気アニメを配信し、サイトの広告収入やグッズのネット通信販売で利益を出す長期的なビジネスモデルの戦略で挑むという記事でした。

このDAISUKI株式会社は以下の7社の出資で設立されています。

株式会社アニプレックス、株式会社サンライズ東映アニメーション株式会社株式会社トムス・エンタテインメント、株式会社日本アドシステムズ、株式会社電通株式会社アサツー・ディ・ケイ

現在はコンテンツの違法配信や海外版によるアジアにおける日本企業の損失は年に約9千億円に及ぶそうですが、その一方で世界中で日本のアニメが人気になり熱狂的なファンも生まれました。

過去に海外に行った際に乗ったタクシーでは、運転手が海賊版のアニメを見ていましたが、日本語音声で現地の字幕がついていたり、映像の品質も高く感じませんでした。本物のクオリティが高く、フィギアなどグッズが豊富に揃えている「DAISUKI」は違法サイトと比較しても魅力的に映るのではないかと感じます。

「ドラゴンボール」「機動戦士ガンダム」「ルパン三世」から「ワンピース」までこれまで日本のアニメ産業を支えてきた企業が、ビット経済の中で新しいビジネス戦略で姿は応援したくなります。
同様なビジネスモデルで、海外のアーティストもCD販売からライブやグッズの販売で利益を出し成功した事例がいくつもあるので、是非この「DAISUKI」にも期待したいです。

以前読んだ本に以下のようなことが書かれていました。

”海賊行為は重力のようなものだ。ものが落ちるのを私たちが止めようとしても、遅かれ早かれ重力が勝ち、その物体は落ちる。デジタル製品も同様であり、高く設定されたソフトウェアの料金は、遅かれ早かれ、著作権保有者が料金を落とすか、不正コピーによって低下するだろう。
ビット経済において情報はフリーになりたがる。”

これから他の産業も情報経済に変化する中で、同様なビジネス戦略をみるのではないでしょうか?

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