こんにちは、aicoです。
今日は栗田工業株式会社を紹介します。
栗田工業は水処理に関する事業を行っている上場企業ですが、
栗田工業が関わる水は普段私たちが使う水ではなく、電子産業で使われる水。
超純水製造技術で世界シェアNO.1を獲得している上場企業です。
水には実はイオンや有機物、気体や微粒子、微生物などなど様々な物質が溶け込んでいます。
水からよけいなものを極限まで除去したのが超純水。
例えると、広い50mプールに角砂糖1個分の不純物しか含まれていないようなすっごくキレイな水なんだとか。
そんな超純水はどこに使われているのかというと、様々な化学物質が使われる
半導体や液晶の製造時に余分な化学物質を取り除くときに使われています。
水道水で洗浄すると、配線と配線の距離が髪の毛の太さの100分の1しかない半導体では
水道水に含まれる目に見えない粒子が詰まって回線をショートさせてしまい故障の原因になってしまいます。
でも、洗うのだから洗剤を使った方がキレイになるのでは?と思いますよね?
水はもともといろいろなものを溶かし込むことができますが、
何も溶けていなければいないほど溶かし込む力が強い水ということになります。
そのため、洗剤なんて使わなくても超純水を使うだけで
半導体に付着したゴミや化学物質が超純水に溶け込み流されることで洗浄できるのです。
半導体は、携帯やパソコンなど私たちの周りのあらゆるところに使われていますが、
精密機械である半導体は細かな塵一つ着いているだけでも正常に動かなくなってしまうため、
超純水で洗浄することは不可欠な行程なんですよ。
ちなみに、そんなにきれいな水なら飲み水にしたらすっごくおいしいのかな?と思ったのですが、
超純水は飲めなくはないのですが、飲まない水。
あまりたくさん飲んでしまうと体の中の栄養素が水の方に押し出されて排泄されてしまい、
どんどん栄養が奪われてしまうんだとか。
では、また明日♪