缶の飲み物を手に取るとき、その軽さを当たり前のように感じていますが、実はこの軽さには高度な素材技術があるのだそうです。もし同じ強度のまま重さが増えたら、輸送コストも扱いやすさも大きく変わってしまうはずです。普段は意識しませんが、私たちの暮らしは素材やその加工技術の進化に大きく支えられているのだと思います。
今回は、国内トップのアルミニウムメーカー2社である古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が統合して誕生した株式会社UACJを紹介します。アルミニウム圧延品を主力とし、板材や押出材などを通じて、自動車、飲料缶、航空機、電子機器など幅広い分野に製品を供給する国内有数の総合アルミメーカーです。
アルミニウムは軽量で加工しやすく、リサイクル性にも優れた金属です。同社は長年培ってきた圧延技術を強みに、特に飲料缶向けのアルミ板や自動車向けの高強度材を製造・販売しています。近年では、自動車の軽量化ニーズの高まりを背景に、車体を軽くすることで燃費向上やEVの航続距離延伸に直結させるためアルミ材の採用が加速しています。
アルミニウムは軽くて強いという相反する要素を両立させる素晴らしい素材です。その可能性を広げ続けていく同社はこれからのモビリティやサステナブル社会においても重要な役割を担っていくのではないでしょうか。