私は出身が北海道なのですが、北海道と言えば農業ですよね!
本州に比べて涼しい気候や大規模な土地を利用した農業が発達しており、国内最大の食料供給地域として重要な地方となっています。
寒冷な土地で現在のように農業を発展させるのは簡単ではなく、時間をかけ近代の科学技術を農業に導入してきた努力の賜物でもあります。

そのような寒冷な気候を利用する方法として、北海道では収穫の時期をずらした農業を行うことができます。
今回はそんな収穫時期をずらした農業を行っている「株式会社ホーブ」をご紹介します。

ホーブは昭和62年に北海道の上川郡東神楽町に設立され、バイオテクノロジーを農業に活かすことで北海道農業を活性化させたいという思いで事業をスタートさせました。
それから様々な無病苗の生産を行いながら、その中でイチゴに特化した事業を構築させました。
ホーブの生産しているイチゴは四季成性イチゴという通称夏イチゴと呼ばれる品種であり、苗の生産から果実出荷まで一貫した事業を行っています。
そのイチゴはスーパーで売られる生食用からケーキなどに使われる業務用イチゴに使われており、夏イチゴの契約栽培により通年供給を可能としています。

ホーブはイチゴの他にも馬鈴薯やアスパラガスなどの種苗事業を行っています。
それぞれの生産者とのネットワークを広げ、生産者の目線に立ちサポートを行うことで農業の活性化に貢献しています。
地域だけで見ると食料自給率が200%を超える北海道でこれだけの農業が栄えている理由はホーブのような企業と農家さんがサポートし合い、それぞれが食卓に食べ物を届けたいという気持ちが強いからでしょう。

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