こんにちは。
日本で暮らしていれば多かれ少なかれ必ず見かけることがあるであろう「ケロリン」という言葉。
黄色と「ケロリン」が印象的な『ケロリンおけ』のそこに書かれていて、このおけは銭湯などでもよく見かけますし、
子供のころ自宅でも使っていたのを覚えています。
このおけはいろいろなところで見かけるし、当たり前のように「ケロリン」と書かれているので、子供のころはそういうものなんだと受け入れて疑問すら持っていませんでした。
しかし・・・今考えてみると、「ケロリン」って何?と気になりました。笑
この『ケロリンおけ』の誕生は1963年の出来事。
高度経済成長のただなかで、全国の銭湯では風呂桶を木製からプラスチック製に切り替えようという動きが進んでいました。
そのプラスチック製のおけに広告を印刷しようと閃いた、広告会社である睦和商事の山浦社長がスポンサーを探し、たどり着いたのが内外製薬でした。
実は「ケロリン」とは内外製薬の主力商品で、「飲めば痛みがケロリと治る」ことから「ケロリン」と命名された鎮痛剤です。
当時内外製薬は置き薬から薬局へと販路を拡大しようとしているところでした。
副社長だった笹山氏は、薬は味見することができないため商品の知名度をあげることが販売促進に効果的だと考え、両社の思惑が一致、「ケロリンおけ」が誕生したということだったのです。
内外製薬は上場していませんが、同社が本社を置く富山県富山市には、同じ医薬品業界に属する日医工も本社を構えています。
最近では映画に登場したり人気漫画とコラボしたりと盛り上がる「ケロリンおけ」ですが、その歴史は想像以上に重厚でここには書ききれないので、気になった方は是非調べてみてください。笑
ではでは。