こんにちは。
ここ何年かで、スマートデバイスと呼ばれるPC以外の情報機器の業務利用が急速に拡大しています。
しかしモバイル端末は着々と大容量化して重要な情報の持ち出しが容易になっており、
同時に情報漏えいのリスクも高まっています。
中でもスマートフォンは、大容量でありながら端末それ自体は小さく、気軽に持ち運ぶことができます。
ネットワークに常時接続されているうえ一台に様々な機能が搭載されていますが、スマートフォン(携帯電話)は
落し物の上位5位に入っており、情報が第三者に渡ってしまう可能性がさらに高くなっています。
また、考えなければならないのは機器の問題だけではありません。
「デジタルネイティブ」という言葉がありわたしもその世代ですが、今年二十歳になる人たちは
もはや「スマートフォンネイティブ」、「SNSネイティブ」とも呼べるとのこと。
既にネットワーク環境が整った中で育ち、初めて手にした携帯端末がスマートフォンだということも
珍しくない世代。
そうでなかったもっと上の世代の人々に比べ、SNS状などでの情報のやりとりを気軽に行ってしまう
「SNSネイティブ」たちが続々と社会に出ている今日、情報漏えいなど情報の取り扱いに関する問題は
ますます深刻になっていくことが予測できます。
以前どこかで、「いまの時代中高生でも携帯・スマートフォンを持っているのは当たり前なのに、
校則で学校への持ち込みを禁止しているのはおかしい。使用を制限するのではなく、インターネットに関する
教育制度を整え、子供たちのインターネットリテラシーを高める方が遥かに理にかなっている」という記事を
見たことがあり、それがとても印象に残っています。
SNSなどを使ったいじめ等の問題も尽きることがありませんが、情報端末はこれからますます社会に
浸透していくだろうことを考えれば、その意見が最善ではないでしょうか。
しかしきっと教育すべき大人たちもまだまだインターネットとの付き合い方に関しては模索していることが
多いのではないかと思います。
世代によって問題点は違うでしょうが、人々がうまくインターネットで情報を扱えるようになればと思います。
ちなみにSNSサイト業界にはミクシィなど4社が属しています。
では、今日はこの辺で。