こんにちは。
精密機械の上場企業リストを眺めながら、今日はどの企業とりあげようかなーと思っておりましたところ、「コン」の付く企業が三つ見当たりましたので、水木金と「コン」の付く企業を調べてみようと思います!
メニコン・トプコン・ニコンの三社を三日続けてお送りいたします。
ということで「コン」第一弾は株式会社メニコンです!
よくCMでも目にするメニコンですが、名古屋に本社を持つコンタクトレンズの会社です。そういえば昨日の愛知時計電機株式会社も名古屋でした。精密機械業界と名古屋、何か関係があるのでしょうか。ちょっと気になります。
創業者の田中恭一さんは独学でコンタクトレンズの製造に成功しています。メガネのフレームに使われているアクリル樹脂を削る、自分の目に入れてみるを繰り返し、現在のハードコンタクトレンズとほぼ同じ形状のものにたどり着きます。しかも三カ月で!
当時の一部の眼科医の間では「強角膜レンズ」という直径の大きいものが作られていたそうです。独学だから、つまり「知らなかったからから新しいものができた」という経験から、田中さんの人生の指針は人のまねはしない、だそうです。
ちなみに、「強角膜レンズ」は現在は円錐角膜(角膜が円錐状に突出する疾患)や手術によって不整な角膜形状になっている時に使われています。