こんばんは。
今日はぐっと寒くなったので、なんだか元気がない、繊細(?)な私…。
こんな日はちょっと元気が出る話でも!
唐突ですが、私の実家は静岡県の東部にあるので、子供のころ
ヤオハンという、大型スーパーによく行っていました。
ヤオハンの栄光と衰退の歴史はけっこう有名なので、ご存知の方も
多いと思うのですが、近所の普通のスーパーが、どんどん海外に
進出して、大きくなって、年商5000億とかで、すごーい、と思っていたら、
あっという間に経営破たんして、いつの間にかイオングループであるマックスバリュ東海に
なってしまったという経緯は、当時中学生くらいだった私にとってもスリリングで、
会社ってあっけないなあ、なんて思ってしまったものです。
でも、会社はあっけなくても、1人の人間はあっけなくなかったのです。
もともとは「八百半」という静岡県熱海にあった小さな八百屋さんだった
ヤオハン、創業者の長男、和田一夫さんが大きくして、そして結果的には
崩壊させてしまったことになります。
和田一夫さんの生涯には3つの挫折があるそうです。
1つ目は、21歳ころ、熱海で起こった大火事により、お店が全焼してしまったこと
2つ目は、47歳のとき、ブラジルヤオハンを撤退したこと
3つ目は、68歳のころ、ヤオハンジャパンが崩壊したこと
さすがに、68歳で一文無しになるのはつらいですよね。。
でも、和田さんはそこで終わりません。
その後、自分の失敗から得た経験を若き経営者に伝えようと、なんと
経営コンサルタントとして活躍しているのです!
現在、御年81歳。
現在の肩書は
元・ヤオハン代表
経営コンサルタント
株式会社ハウインターナショナル(外部リンク)取締役会長
上海国際経営塾塾長
福岡大学経済学部非常勤講師
なのだそうです。
いやーー、人間って、何歳になっても、何かをあきらめることはないかも、
なんて身の程知らずにも、思ってしまいそうです。
和田さんの歴史を詳しく知りたい方は、和田さんの個人サイト、
『和田一夫ウェブサイト』(外部リンク)をご覧ください。
ちなみに、和田さんの弟は広島でスーパーマーケットチェーンを運営している
株式会社イズミの社長、山西泰明さん。
うーん、やっぱり経営に向いている血筋ってことなんでしょーか。