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「もしも」に備える

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消防車が消火の際に使うホースを製造している会社と聞いて、すぐに思い浮かぶでしょうか。消防車が出動し、大量の水が勢いよく放出されても破れないほど、消防用ホースは非常に丈夫に作られています。今回は、そのような消防用ホースをはじめ、消防・防災分野で先駆的な製品を数多く手がけている企業をご紹介します。

今回紹介するのは 帝国繊維株式会社 です。1918年の創業以来、帝国繊維は長年にわたって産業用繊維の可能性を追求し続けています。帝国繊維と聞くと少し堅い印象を持つかもしれませんが、その技術は私たちの生活のさまざまな場面で活かされています。たとえば、消防士が着用する 防火服 や 耐熱資材。火災現場などの過酷な環境下で命を守るための装備には、帝国繊維の高い繊維加工技術が生かされています。

また、帝国繊維の扱う商品は消防分野にとどまりません。防災分野でも、汚水に含まれるさまざまな異物を水と一緒に排出できる水害対策用排水ポンプ や、水害時に使用される 水難救助艇 など、多様な製品を開発しています。

火災現場では、耐久性に優れたホースや防火服などが欠かせません。そして、自然災害の多い日本においては、日ごろから防災への備えが重要です。災害がしばらく起きないと、命を守る準備をつい忘れてしまいがちですが、帝国繊維は日々の研究開発を通じて、いざというときに私たちの命を守る製品を提供し続けてくれていることが分かりました。

毎日の作業や情報収集でパソコンやスマホが欠かせませんよね。

今回紹介するのは、富士通株式会社です。富士通といえば、日本を代表するIT企業として知られ、1935年に「富士通信機製造株式会社」として設立されました。現在では、ICT(情報通信技術)を軸に、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービス、AIソリューションなど幅広く手掛けるグローバル企業となっています。国内だけでなく世界中で事業展開を行っており、技術を通じて社会の課題解決を目指しているのが特徴です。

富士通は単にITサービスを提供するだけでなく、「Fujitsu Uvance」というブランドで、持続可能な製造、健康・暮らしの向上、信頼ある社会の実現など、社会課題に直結する領域にまで技術を応用しています。AIやデータ活用、クラウド基盤を駆使しつつ、安心・信頼を軸にサービスを提供するという姿勢は、まさに「テクノロジーで社会をより良くする」という企業ミッションを掲げています。

生成AI、データ活用の研究開発にも積極的で、環境配慮やサステナビリティの観点も重視しています。ICT技術と環境・社会課題の両立に取り組む姿勢は、今後ますます重要になる部分ですね。

富士通の歴史や事業内容を知ると、ただの「IT企業」ではなく、社会の変化やニーズに合わせて進化し続ける「テクノロジー企業」としての側面を大事にしていることがわかりますね。

足場から未来を築く

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弊社オフィスのある渋谷周辺を歩くと、日に日に姿を変える街並みに驚かされます。特に大規模な渋谷駅周辺の再開発エリアでは、高く組まれた足場がまるで巨大な迷路のように立ち並び、どんな建物ができあがるのかと想像するだけでワクワクします。

そんな都市の成長を足元から支えているのが、今回紹介する株式会社タカミヤです。同社は建設現場で欠かせない「安全で効率的な足場」を中心に仮設機材・足場資材レンタルの事業を展開しつつ、農業やエネルギーといった新たな領域にも積極的に進出しています。特に「くさび緊結式足場」と呼ばれる独自構造のシステムは、組立てのスピードと安全性の高さで多くの現場から支持を得ています。

最近では、単なる足場メーカーという枠を超え、仮設機材のレンタル・販売・設計から管理・メンテナンスまでを一貫して担う総合プロバイダーへと進化しています。建設需要の変化に合わせて、仮設資材のデジタル管理やBIM(Building Information Modeling)対応にも注力しており、現場のスマート化を後押ししています。

街の風景を形づくる足場は、一時的に見えて実は都市の未来を支える基盤です。生み出される構造体の一つひとつが、明日の街の輪郭を描いているのかもしれません。

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