» 2025 » 10月のブログ記事

2024年に新紙幣が登場し、1万円札の渋沢栄一や5千円札の津田梅子など、新たな肖像とともに、最新の偽造防止技術が導入されました。世界初となる「3Dホログラム」では、紙幣を傾けると肖像が立体的に回転して見え、すかしやマイクロ文字印刷などの細部にも高精度な工夫が施されています。これにより、日本の紙幣はさらに偽造しにくく、識別しやすいものへと進化しました。

今回紹介する日本金銭機械株式会社は、そんな日本のお金を正しく見分けるために、貨幣処理機器や遊技場向け機器の開発・製造・販売を主力とする開発型メーカーです。1955年に設立され、大阪に本社を置き、ゲーミング市場や金融・流通・交通市場、国内遊技場向機器市場で取り扱いがあります。

最大の強みは、紙幣や硬貨の真偽識別(鑑別・識別)に関する技術です。これまで日本での円対応から出発し、現在では世界140を超える国・地域の通貨に対応できる体制を整えています。特にゲーミング市場(カジノなど)では紙幣鑑別機器の先駆者として高いシェアを持ち、米ドルを対象とした紙幣識別機の開発を通じてグローバル展開を加速させてきました。また、ATMや券売機などへ紙幣識別ユニットを提供することで、社会インフラとしての役割も果たしています。

今後は、紙幣・貨幣処理というコア領域に加え、キャッシュレスやデジタル決済との融合、さらには新興国市場での普及拡大を通じて成長を図ることが期待されます。

現代人のみかた

| 小ネタ! |

皆さんメガネはしていますか?私は普段はしていないのですが、作業をするときや大学時代だと授業中とかにはしていました。 メガネが無いと困る人は沢山いると思います。 今回はそんな眼鏡を作成している会社の株式会社 パリミキホールディングスの、株式会社パリミキについてです。

パリミキは最適視界カウンセリングプログラムというものを採用しており、単純な視力測定だけでなく、見え方や視界を細かく測定し、一人ひとりのライフスタイルに合わせたメガネを作ってくれるそうです。そのために、眼鏡作成技能士という国家検定資格をもっているスタッフが1102人と業界最多だそうです。 私も今度作るときは最適視界について考えて作ってもらいたいです。

魚が食べるとき、その旬を知っている人って、かっこよく見えますよね?刺身にして脂が乗った魚や焼いて香ばしさを楽しむ干物など魚の食べ方ひとつとっても、知識があるだけでより魚をおいしく食べられそうな気がします。そんな魚を私たちのもとに届けてくれるのは目利きと流通のプロたちです。今回は、築地で魚の流通を扱う会社について紹介します。

今回紹介するのは築地魚市場株式会社です。築地の名の通り創業当初は東京都中央区の築地に本社を構えていましたが、2018年の豊洲市場への移転に伴って本社も江東区豊洲に移転しました。事業内容としては魚の市場卸売業務です。国内外から仕入れた新鮮な魚を東京中央卸売市場(豊洲市場)に卸しています。そして市場では売買参加者や仲卸業者に対して入札やセリなどで魚を販売しています。そこで競り落とされた魚たちが加工業者、スーパーなどを経由し私たちの食卓まで届きます。

築地魚市場株式会社の強みは営業によって生産者との関係を築くところから、仕入れから卸売りまで一貫しているところです。各事業部で連携しながら質のいい魚を私たちのもとに届けてくれています。

築地魚市場株式会社の企業理念は「安全安心な水産物を、卸売市場の流通網を通して消費者にお届けし、日本の豊かな食生活に貢献する」です。グループ会社とも連携しながら、営業、仕入れ、卸売りまで一貫した体制を持ち、私たちのもとにおいしい魚を届けてくれていることが分かりました。

金属部品を切削したあと、切断面に小さなギザギザが残ることがあります。これを「バリ」と呼びますが、目に見えないほど微細なバリであっても、部品を組み合わせる際に寸法がずれたり、接触不良や摩耗の原因になったりします。工具や刃物の設計・加工では、このバリをいかに抑えるかが、見えない誤差を制御する技術力の証なのです。

今回紹介する株式会社不二越は、こうした工具の先端精度を起点に、その技術を機械装置、ロボット、素材や部品へと横断的に展開してきた総合ものづくり企業です。当初は切削工具や機械工具の分野に注力していましたが、次第に事業を拡張し、現在では工具、工作機械、ロボット、軸受、油圧機器、特殊鋼など幅広い製品を手がけています。

特に工具製品では、被削材に合わせて最小バリ化を追求した「Burrless」シリーズを展開しており、穴開けやエンドミル加工で発生しやすいバリを最小化するような刃形設計やコーティング技術を導入しています。こうした工具性能の向上が、高精度な部品の加工や長寿命化につながっているわけです。

ものづくりがますます高度化・複雑化する中で、「先端精度」や「誤差制御」という観点は、より高い価値を持つようになります。バリを出さずに滑らかな切削を可能にする技術、それを装置とロボットで支える統合力、不二越はこれらを強みに、製造現場の変革期におけるキープレーヤーを目指している存在と言えるでしょう。

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