この間、自転車のタイヤがパンクしてしまいました。パンクに気づかずに乗ってしまい、あまりにペダルの重さとお尻にダイレクトに響く振動に驚きました。
タイヤって大事ですね。タイヤが地面をしっかり捉えて、かつ衝撃を吸収してくれるから、自転車も自動車も速く、そして長く走り続けることができます。
そんなタイヤに関して、世界で一二を争っている日本メーカーがあることをご存じでしょうか。株式会社ブリヂストンです。
名前の響きから外国の企業だと思っていたのですが、1931年の福岡県久留米市で創業したという、れっきとした日本企業です。
このブリヂストンという名前は、創業者の名前「石橋」正二郎からつけられたんだそうです。石橋を英訳してSTONE BRIDGE。それを逆さまにしてBRIDGESTONEとのこと。創業当初から海外への進出を視野に入れていたことが伺えます。ちなみにブリジストンではなく、ブリ「ヂ」ストンですのでお間違えの無いように。
話は変わりますが、皆さんは人口尾びれを付けたバンドウイルカのフジを覚えているでしょうか。松山ケンイチさん主演で映画化もされた話なのですが、なんとこの人口尾びれを開発したのはブリヂストンなんです。尾びれが壊死し無気力で水に浮いているだけだったフジが、人口尾びれをつけた結果、助走をつけて大ジャンプできるまでに回復しました。動物を相手にした、過去に例のないこの挑戦を成功させたことから、ブリヂストンの底力や魂を感じてしまいます。
こんなチャレンジ精神が、ブリヂストンを世界で戦える会社にしているのかもしれませんね。