» 2022 » 7月 » 8のブログ記事

こんにちは。

皆さんは、テレビ番組で飲食チェーンの工場見学の特集を見たことはありますか。食品関連でも様々な食品の製造工程を紹介されています。その製造過程の様子を見ていると、どれも美味しそうに見えてお腹が空いてくることもあるかと思いますが、私は食品を製造する機械が気になってしまいます。パンの生地が綺麗にまとまっていく様子や、生地の中にタネが入っているハンバーグや肉まんなどが成形されていく様子を見ていると、美しいと思ってしまいます。

ということで、今回はレオン自動機株式会社について紹介します。

こちらの会社は「自動包あん機」などの食品機械の開発、製造、販売をされています。社名のレオンは、粘性や弾性の流動を解明するレオロジー(流体学)に由来するそうです。そして、レオロジーを発展させ、食品の口当たりや香りを扱い、食品を成形する「レオロジカル・エンジニアリング」を提唱されています。

こちらの会社が販売されている機械には、おはぎや柏餅などの菓子食品を製造できる「火星人」、無添加でも美味しいパンの生地を作る「ストレスフリーストレッチャー」などがあります。火星人というインパクトのある名前の機械では和菓子や洋菓子だけではなく、ハンバーグなどの食品も製造できるそうです。こうした機械の発明によって、従来手作りしていた食品を機械化するだけではなく、アイスクリームをお餅で包んだお餅アイスなどこれまで世の中になかった新しい食品を作ることも可能になったそうです。

既存の食品製造プロセスを機械化するだけではなく、新しい食品を提案する姿勢はこれまでにない、何か新たなものを生み出す際に必要なものそのものですね。

変わり続ける老舗

| 小ネタ! |

ポテトチップスっておいしいですよね。健康に気を使っている私としては、あまり食べない方が良いのかなとも思うのですが、たまに無性に食べたくなってしまいます。一度食べ始めたらポテトチップスへ伸びる手が止まりません。まさに魔性のお菓子です。

そんなポテトチップスですが、日本で初めて量産して販売したのは株式会社湖池屋なんだそうです。コイケ君のポテトチップスというCMが懐かしいです。

湖池屋の創業は1953年、創業当初は「お好み揚げ」というおつまみ菓子を販売していました。創業者である小池和夫氏が仕事仲間と飲みに行ったお店で出会ったポテトチップスに感動し、湖池屋でも開発を始めたんだそうです。せっかく日本で作るのだから日本人になじみのある味にしようと「のり塩味」のポテトチップスが考え出され、1962年に「湖池屋ポテトチップス のり塩」が発売されました。
その後、湖池屋は1967年に日本で初めてポテトチップスの量産化に成功しました。創業者の小池氏はポテトチップスを大衆化した功績を認められ、2000年に黄綬褒章を受章しています。

そんな湖池屋ですが、どうやら近年ブランドイメージを一新しているようです。企業ロゴは「楕円・カタカナ」から「六角形・漢字」に変わり、老舗としてのイメージを全面に押し出しています。
新商品のパッケージも大きく変化しました。2017年に発売された「KOIKEYA PRIDE POTATO」のパッケージはシンプルで高級感があり、老舗としてのプライドを感じられます。
その後も通常の1.7倍の厚切りカットの「じゃがいも心地」や食塩不使用の「PRIDE POTATE 芋まるごと」など、近年の健康志向や量より質を求める消費者傾向に合わせた商品を展開しています。

会社が長くほど、これまでのやり方に固執してしまうものだと思いますが、それでは社会の変化に取り残されてしまいます。過去の成功に固執せず、変わり続ける姿勢を大切にしたいです。

皆さんが家電を購入する際に決め手となる条件はなんでしょうか。

家電には多機能なものや人間工学に基づいたもの等、色々な種類があります。高性能なものはやはり目を引きますが、高価であるため手を出しにくい一面があります。

逆に安価なものは性能不足や、故障の心配などが出てきます。しかし一概に安かろう悪かろうでもなく、安価な家電にも良い製品が数多く存在していることをご存知でしょうか。

ジェネリック家電という1世代前の技術を利用した家電は、世代差を利用することで低価格での販売を実現しています。家電は開発スパンが短いため、1世代前でも十分な性能が期待できます。

またこの家電は機能面が必要最低限に絞られていることが多く、多機能ではない反面シンプルで扱いやすい性質があります。扱いやすさを求める人には嬉しい家電ですね。

今回はこのジェネリック家電の製造販売を主とするツインバード工業株式会社を紹介いたします。

ジェネリック家電メーカーは最新鋭の技術や多機能であること以外の面から、良い製品の追求が求められます。

つまり大手家電メーカーとは別の土俵で顧客のニーズを満たす必要があり、ツインバード工業株式会社は特にこの路線を突き進んでいる会社となっています。

大手家電メーカーが製品にしないようなニッチな商品も開発することで、差別化をより鮮明にすることにも成功しています。

この会社のタグラインは、「ぜんぶはない。 だから、ある。」となっています。これには柔軟さと職人気質なユニークさをもつという意味が含まれており、他の家電メーカーが供給できないニーズを満たしていく姿勢をくみ取ることができます。

正面から業界に求められているニーズに応えるのではなく、一部の特殊なニーズにも対応することで利益を上げていく戦略は素晴らしいですね。

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