» 2022 » 7月 » 22のブログ記事

皆さんはグローバルニッチという言葉をご存じでしょうか。ニッチとは一般的には市場規模が小さく参入者が少ない分野を指します。グローバルニッチとは、グローバル経済の中で見てもなおニッチな分野のことです。

日進工具株式会社は、切削加工に用いるエンドミルという工具、さらにその中でも精密・微細加工用の小径エンドミルの領域において、グローバルニッチのトップを走り続けている企業です。

ニッチな領域に集中することによってもたらされた技術の進歩は、日進工具でしか実現できない製品を生み出し、他企業との大きな差別化要因になっています。例えば刃径0.01mmの超微細加工用エンドミル”マイクロエッジ”は、髪の毛に文字を彫ることができるほどの精密さを誇っています。製品化当時にはそこまでニーズがあったわけではありませんでしたが、工業製品の小型化・精密化の潮流を経て、現在では日進工具でしか実現できない製品として数多くの場面で活躍しています。

交通網やインターネット網が広がり、地球全体が繋がるようになった現在、お客さんは世界中の会社を簡単に比較することができます。その中で選んでもらうために必要なことは、なんでもできることをアピールすることではなく、どれだけニッチであっても誰にも負けない領域で勝負していくことなのかもしれません。世界が繋がるようになった今、分野がどれだけニッチであっても、良い物を作っていれば選んでくれるお客さんが見つかるはずです。

建物の外壁にはサイディングやモルタルなど様々な種類があります。

それぞれに長所、短所があるので建物の目的や状況で選択されるものが変わりますが、私はタイル外壁が好みです。

タイル外壁は初期費用が高額である短所がありますが、ランニングコストがあまりかからない利点があります。何よりおしゃれなのが良い点でもありますね。

そこで今回はタイルの卸売販売・タイル外壁の施工をなどを手掛ける株式会社アイナボホールディングスを紹介いたします。

アイナボホールディングスは連結子会社6社、非連結子会社3社でAINAVOグループを形成している持株会社です。

建材の販売と工事の他にも、住宅設備の販売と工事も行っており建物の工事に手広く対応できる姿勢を取っています。

工事では業界首位の実力があり、リフォーム需要などから国内では堅調に利益を上げています。

しかし、日本では今後人口減少により住宅関連の市場は縮小すると予想されています。

国内市場が縮小するならば将来的には海外での勝負になりそうですが、その点も抜かりがなく、既にベトナムでも事業を展開しているそうです。

企業の海外進出は足がかりがないと、最初の一歩が難しいと聞いたことがあります。現時点で海外拠点があることは今後の方針にも大きく関わってくるのではないでしょうか。

皆さん1日の間にドアを開け閉めする機会はどのくらいあるでしょうか。自宅では開け閉めすることは多いかと思いますが、スーパーやコンビニなどの商業施設やオフィスビルなど多くの人々が行きかう施設はほとんど自動ドアが設置されていて、外出中にドアを開け閉めする機会はあまり多くないかと思います。

今回は自動ドアに関連して、センシング技術や照明技術を通して「見る」ソリューションを提供するオプテックスグループ株式会社について紹介します。

オプテックスグループ株式会社はオプテックス株式会社やオプテックス・エフエー株式会社、シーシーエス株式会社などの持ち株会社です。1979年に創業し、その翌年には、当時軍事や宇宙開発関連で研究されていた遠赤外線を応用し、世界初となる遠赤外線自動ドアセンサーを開発しました。それ以降、ニッチな領域で独自性の高い製品やサービスを提供し、セキュリティやファクトリーオートメーションなど幅広い領域で事業を展開しています。オプテックスグループで開発・販売されている自動ドアセンサーは国内で6割、海外で3割のシェアを誇っています。

普段目にするものでも注目してみると、ビジネスの世界ではニッチな分野のビジネスであることに気づくことができました。意外と身近なところにビジネスを見いだすヒントはあったりするのかもしれませんね。

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