こんにちは。
今日のネタ探しでは、GW前のものになりますが、個人情報保護委員会が、2020年に向けて検討している個人情報保護法改正の原案を正式に発表した、という記事を見かけました。自分の望まない個人情報を企業に「使わせない権利」を導入することが中心になっています。個人情報データの乱用が新たなリスクとなっているデジタル化社会において、欧米を中心にプライバシーを保障する制度の拡充が相次いで行われている中、個人情報データの活用事業は大きな転換点を迎え、日本の企業も変化を迫られています。
現行の個人情報保護法は2017年に施行されたもので、個人が企業にデータ利用の停止を請求できるのは、取得方法が不正なものだった場合と、明記された本来の目的以外で使われた場合のみであり、限定された規定であるため消費者の不満の大きいようです。「使わせない権利」は消費者個人の意思をより尊重するもので、企業がどのようにデータを取得したかによらず、個人が望まない場合は利用停止を請求できるようになります。たとえば、閲覧履歴からそれぞれの趣味や嗜好に合わせたネット広告を配信する、ターゲッティング広告についても、使わせない権利があれば過度の活用を防ぐことができます。
この動きの大きな原因は、個人情報データ集合のビッグデータ化と、その分析へのAIの利用です。個人の特性や信頼度が数値化され、広告だけでなく融資や採用にまで使われるようになり、利便性が向上する一方で、機械によって人間の一生が決定されかねないという懸念が広まっているそうです。
というわけで、今日は株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスを紹介したいと思います。スマートフォンを操作している中で最初に目についたターゲッティング広告の対象です。スクウェア・エニックスグループを統括する持株会社であり、2003年に株式会社スクウェア・株式会社エニックスの合併により生まれた株式会社スクウェア・エニックスが、2008年に持株会社体制へ移行した際に誕生しました。確かにゲームの記事は見ていますが、プレイそのものは全然していませんね、最近。