» 2016 » 1月のブログ記事

こんにちは。

本日は大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社のイオン株式会社についてご紹介します。

イオン株式会社は、2015年2月末現在グループ企業を合わせ300を超える企業で構成する大手流通グループです。
営業収益は7兆785億円となり、4年連続で営業収益日本小売業№1になりました。
また、お客様の声を反映し進化し続けるイオンのプライベートブランド「トップバリュー」の売上高は7,799億円となりました。
グループ力を発揮し、成長し続けています。

総合スーパー618店舗を持つイオン株式会社は、2016年以降不振が続く全国画一型の総合スーパーの改装を急いでいる様子です。
年50店ペースと見込まれており、地域の客が求める品揃えに合わせて売り場をつくり替える新しい業態の「イオンスタイル」を柱にしていくそうです。

イオン傘下のイオンリテール株式会社は、全国に344店舗の総合スーパーがあります。売り場は、1階が食品、2階や3階が衣料や住まい関連などといった形が典型となっています。
しかし、衣料のユニクロや家具のニトリなど専門店におされ、2階以上の客足が減り苦戦が続いていました。
このような店を、高級食材を扱ったり、子どもの服を充実させることによって地域の客層をみながら売り場に特性を持たせていくとのことです。
商品の仕入れ権限も、本部が主導する「中央集権型」から、店が決められる幅を広げた「分権型」に移し、コンビニエンスストアやドラッグストアとも差別化を図ります。

このような業態転換は2014年から始めており、すでに全国25店舗あります。売上高は改装前より1割伸びたそうです。
改装の例として、昨年12月に改装オープンした東京都大田区の「イオンスタイル御嶽山(おんたけさん)駅前」では、都心へ洋服の買い物に出やすいことから
衣料品売り場を大幅に減らし、3フロアのうち1、2階を食品売り場にしました。高価格帯のワインやビールを置き、生ハムやチーズも充実させたそうです。

私たちの身近であるイオンがどのように変わっていくのか楽しみです。

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こんにちは。

本日は「マヨネーズの賞味期限を延長する」というニュースをとりあげたいと思います。
キユーピー株式会社が販売するマヨネーズの一部商品の賞味期限が
10ヶ月から12ヶ月へ、文字通り延長されるそうです。
「え、賞味期限ってそんな任意に変更できるものなの?」と思いましたが、しっかりとした製造工程の見直しによって実現されるそうです。
製造工程で触れる酸素の量を減らし、内容物の配合を見直すことで2ヶ月の延長が可能となるそうです。
個人的にマヨネーズは企業によって味が違っていて、そのわずかな差で美味しさが全然変わってくると思っています。
キユーピーのマヨネーズは美味しいので、配合を変えてしまって味が変化しないか少し心配でもあります。

さて、なぜ今回賞味期限の延長を行うことにしたのかというと、
マヨネーズの廃棄量の削減・非常時の商品供給維持などの狙いがあるそうです。
農林水産省の調査では年間500万~800万トンの食品ロスが発生していると推計されており、
その削減に貢献する意図が強いようです。
キューピーは他にも、世帯数に合わせて美味しく使い切ることができる内容量に調整する取り組みも行っているそうです。
商品の品質は味などにとどまることなく、内容量の適正化による無駄の削減にも現れているのだなと思いました。

最後に、今までずっと勘違いしていたのですが
「キューピー株式会社」ではなく「キユーピー株式会社」が正しいようです…

キユーピー株式会社はいろんな発見があって面白い企業だなと思いました。

桜護謨株式会社

| 小ネタ! |

こんにちは。

本日は、ゴム製品や金属部品を製造している
櫻護謨株式会社をご紹介します。

主な事業内容は、航空・宇宙機器用高性能ゴム、
金属部品の製造を行っている会社です。
ゴムという社名を見ると、ゴムの専業会社のようですが
金属部品や工業用設備部品等、様々な製造事業を展開する
総合メーカーとして発展を遂げています。
桜護謨は、航空自衛隊やボーイング社という
世界最大の民間機および軍用機メーカーの認定工場であり
航空機の機器製造メーカーとして信頼されています。
航空機以外にも桜護謨の製品の信頼は高く
消防士が使う消防用のホース等も製造されており
桜護謨の品質の高さが見えます。

どのように製造技術を得て信頼される企業になるのか
気になるところですね。
1954年には、航空機用ホースならびにゴム部品に対する
航空事業法による運輸大臣仕様承認書の交付を受けており
早い時期から世間に製品が認められていたようですね。
1918年創業で、戦時中あ軍需工場として製造を行っていたという歴史も
信頼がおける理由にもなっていたのかもしれませんね。
また、アメリカにあるカークヒル・ラバー社やレジストフレックス社
といった会社との連携を取って開発を行い国外との協力で
技術力を高める動きを1960年代から行っていました。
このように、早い時期から技術を高める動きがあり
信頼される企業へと成長し、ゴム製品のみならず
一大総合メーカーとして発展していった様です。
沿革を中心に会社の発展を見ていきましたが
沿革には載っていないもっと色々なことが信頼への道に
繋がっていたのかもしれません。

鉄と医療のつながり

| 小ネタ! |

 こんにちは。
本日は鉄鋼系の会社である、共英製鋼株式会社についてご紹介します。
皆さんは日本にどれだけの鉄鋼会社があるかご存知ですか?
現在上場している会社だけでも53社あります。
鉄がいかに世の中に必要とされているかわかりますね。
ではそんな53社に含まれている共英製鋼はどんな会社なのでしょうか。

◉共英製鋼という会社
 共英製鋼は大阪市北区に本社を置く、設立69年目の老舗企業です。
主要な事業は鉄鋼製品の製造加工販売、廃棄物リサイクル、鉄筋加工組立、
製鉄技術の設計販売となっており、まさに鉄鋼関連のスペシャリストと言えます。
資本金は185億円、売り上げは平成27年3月期で1814億円とスケールの大きさが
桁違いです。それだけ多くの株主がいて、多様な分野に関与していることが
わかりますね。

◉スクラップから新品へ
 共英製鋼はつか割れなくなった鉄を電気炉で溶解し、
新しい鉄として生まれ変わらせています。これまで
鉄を炉で溶かす、といえば当然火力を用いていると
ぼんやりイメージしていましたが、この電気炉は、
炉の蓋に電極が差し込まれていて、この電極とスクラップが
反応して空気中に放電を起こし、その熱に酸素を吹き込むことで
高熱処理を可能にしているそうです。イメージと全く違う
鉄の溶かし方を知り、とても興味深く思います。
 この炉は3000~7000℃くらいの温度で融解させますが、
ただ鉄を溶かすだけでなく、感染症のおそれのあるメスなどの
医療機器を完全に無害化、融解させて再利用するメスキュード
というシステムも運用しています。

 ただ鉄を溶かして整形する、スクラップをリサイクルする、
というだけでなく、それに医療機器や産業廃棄物の処理という
付加価値を加えた共英製鋼は、環境にも配慮し、エネルギーを
より良い形で利用しているクリーンな大企業でした。

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