19+63=82

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銀行名と言えば土地名がついていたり、メガバンクだと財閥の名前がついているものが多いですよね。これらは由来が明確にわかるのですが、数字が名前になっている銀行もいくつかあり、それらは目にすることはあっても由来まで知っている人はそれほど多くないのではないでしょうか。今回は数字がつく銀行の中を1つ紹介します。

今回紹介するのは株式会社八十二銀行です。長野県長野市に本社を置く東証プライムに上場している地方銀行です。銀行名になっている数字の由来ですが、もともと十九銀行と、六十三銀行があり、それらが合併し、八十二銀行になったらしいです。では、十九と六十三はどんな由来があるのかというと、元々明治期に4つの国立銀行ができたことをきっかけに次々と銀行が立ち、それら順番に数字を当てたことが由来になります。当時百五十三国立銀行まであったそうです。

現在の八十二銀行についてですが、長野県のトップ銀行として地域の人の生活や産業を金融面から支えています。地域密着型で長野県内の53%の企業が八十二銀行をメインバンクとしており、地域の企業からの信頼も厚い銀行です。

銀行の名前が人名、地名、財閥名に代わる一方で、八十二銀行のように旧制国立銀行の面影を残した銀行も存在するということはとても興味深いことだなと感じました。

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