日本は資源小国と言われ、海外輸入に頼っていることが多いといわれています。しかし日本にも資源採掘や開発を行っている会社があります。

今回紹介する日鉄鉱業株式会社もその一つです。日鉄鉱業株式会社では資源事業として、国内最大規模を誇る鳥形山鉱業所をはじめとした全国各地に石灰石鉱山を有しています。そのため、鉱石部門として石灰石の生産量とその加工品の生産量は国内トップクラスだそうです。

他にも地熱エネルギー開発として九電みらいエナジー株式会社大霧発電所に蒸気供給を行っています。地熱発電は再生可能エネルギーの中でも季節や天候に左右されないこと、発電時のCO2排出量がほぼ0であることなどの利点があり注目されています。全国でもこの発電所はトップクラスの安定した発電実績があるそうです。

日鉄鉱業株式会社の事業を見ていくと、日本にもまだまだ資源はたくさん眠っていると感じます。石灰石と地熱発電、どちらも現在の日本には無くてはならないものです。そんな資源を開発している日鉄鉱業株式会社にこれからも注目していきたいと思います。

なんでも屋さん

| 小ネタ! |

仕事をしていると、「あの人なんでも知ってるな」「あの人なんでもできるな」という人が近くにいるという方、多いのではないでしょうか。新卒で入社して少し月日は経ちましたが、まだまだ「なんでもできる人」を名乗るには程遠く、毎日学ぶことがたくさん出てきます。

今回は「藤倉コンポジット株式会社」をご紹介します。コンポジットは二つのものが合わさった、合成物や混合物という意味を持つ言葉で、その名の通り、様々な分野で利用される加工品の製造を行っています。元々工業用のゴム製品の製造加工を行っていたこともあって、ゴムが使われる救命ボートのような救命機器、自動車用部品の製造も行っていますが、ゴムを使う製品以外でも、非常用モバイル電源やバッテリーレスセンサー、そしてゴルフクラブのシャフト(簡単に言えば棒の部分ですね)も製造しています。守備範囲が広すぎて、「加工品の製造」以上にうまくまとまる言葉を見つけられません。なんでも屋さんという表現がぴったりな気がします。

ゴム製品の加工から始まって関連製品を展開していったらすごい量に…。発想力もすごいですが、なんでも作ることに挑戦する精神は、私たちの普段の仕事でも参考にできそうです。次はどの分野に進出するのか、今後の動きにも注目したいところです。

以前地元に帰省した際に、数年前から稼働している半導体工場の近くを初めて通りました。鳴り物入りで建てられた工場で当時は話題になりましたが、実際に見ると想像の3倍以上の規模で非常に驚いた記憶があります。このようにとある1製品を製造する施設は一般に「工場」と呼ばれますが、石油・セメントのような原料及び素材を製造する施設は「プラント」と呼ばれます。プラントは実際の製造設備以外にも様々な設備から構成され、非常に大規模になることが多いです。

今回紹介するレイズネクスト株式会社は、そんなプラントの建設からメンテナンス、改修までを担う企業です。顧客に対して建設したいプラントに関するヒアリングから始まり、設計と資材調達を行い、工事計画まで行います。また保守業務では定期的なメンテナンスを受け持ち、各地の事業所全国のプラントを長く利用できるようにすることで、日本の産業界を支えているのです。

工場やプラントなどの大きな施設を建てたいとなった時に、地元の有権者と意見が衝突する…なんてニュースを見ることがありますが、事前にしっかり計画されたものであれば、その地に雇用を生み出すことが出来ます。近年、きれいな水を求めて地方に大規模な工場を建てるような動きもありますし、レイズネクスト株式会社の手によって地方創生、なんてことも期待してしまいますね。

至高の繊維

| 小ネタ! |

暑い日が続いていますね。

夏場ということで最近は、外出する際の服を吟味するようになり、吸収性の良い綿素材のものか、肌触りが絹のようにさらさらとしたレーヨン素材のものを着るようにしています。

さて、今回紹介するのは様々な繊維を提供している「シキボウ株式会社」です。こちらの会社は、創業130年以上の歴史を持つ繊維メーカーで、衣料品の繊維はもちろん、績・織布・機能加工の技術を強みに、紙を作る機械に使用されるカンバスやフィルターといった産業資材、省エネルギー化を支援する複合材料や食物由来の食品添加物といった機能材料の製造、販売にも携わっており、様々な分野で活躍しています。また、持続可能な社会の実現に向けサステナビリティ経営に力を注いでおり、2024年5月には本来廃棄されているコットン素材を再利用したバイオマスプラスチックペレット「CottResinⓇ」(コットレジン)を開発したことを発表しました。

こちらの製品は、繊維業界およびプラスチック業界の廃棄物やケミカルリサイクルによる環境への負担に着目し、廃棄されるコットンからリサイクルセルロースマイクロファイバーを生成し、フィルムや成形品の原料であるペレットという米粒の形をしたプラスチックを生成しています。従来のプラスチックよりも強度や耐久性に優れた成形品が得られ、また樹脂の使用量削減や軽量化の可能性が見込まれているため、自身の業界以外も巻き込んだサステナビリティ経営の姿が垣間見えます。

もしかしたら、今あなたが使っているものはシキボウ株式会社の技術の結晶が含まれているかもしれません。シキボウ株式会社のさらなる業界を超えたサステイナブルな活動に注目ですね。

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