暑い日が続いていますね。
夏場ということで最近は、外出する際の服を吟味するようになり、吸収性の良い綿素材のものか、肌触りが絹のようにさらさらとしたレーヨン素材のものを着るようにしています。
さて、今回紹介するのは様々な繊維を提供している「シキボウ株式会社」です。こちらの会社は、創業130年以上の歴史を持つ繊維メーカーで、衣料品の繊維はもちろん、績・織布・機能加工の技術を強みに、紙を作る機械に使用されるカンバスやフィルターといった産業資材、省エネルギー化を支援する複合材料や食物由来の食品添加物といった機能材料の製造、販売にも携わっており、様々な分野で活躍しています。また、持続可能な社会の実現に向けサステナビリティ経営に力を注いでおり、2024年5月には本来廃棄されているコットン素材を再利用したバイオマスプラスチックペレット「CottResinⓇ」(コットレジン)を開発したことを発表しました。
こちらの製品は、繊維業界およびプラスチック業界の廃棄物やケミカルリサイクルによる環境への負担に着目し、廃棄されるコットンからリサイクルセルロースマイクロファイバーを生成し、フィルムや成形品の原料であるペレットという米粒の形をしたプラスチックを生成しています。従来のプラスチックよりも強度や耐久性に優れた成形品が得られ、また樹脂の使用量削減や軽量化の可能性が見込まれているため、自身の業界以外も巻き込んだサステナビリティ経営の姿が垣間見えます。
もしかしたら、今あなたが使っているものはシキボウ株式会社の技術の結晶が含まれているかもしれません。シキボウ株式会社のさらなる業界を超えたサステイナブルな活動に注目ですね。