9月に入りましたがまだまだ暑いですね。よくものを束ねるのに輪ゴムを用いるのですが、先日ベランダに置き忘れたまま一日中外出しており、帰宅したころには無残な姿で発見するという出来事がありました。ごめんね輪ゴムさん。
さて今回紹介するのは桜護謨株式会社です。「護謨」と書いて「ゴム」と読むように、こちらの会社は主にゴム製品を取り扱っております。それ以外にも消防用設備や航空機用部品、工業用設備部品等様々な製品を手掛けております。特に代表的な商品として消防用ホースが挙げられますが、こちらは今でこそ主に合成繊維で作られておりますが、かつて日本で初めてゴム製の消防用ホースの開発製造を行ったのが桜護謨株式会社なのです。
上記のことからも分かる通り、こちらの会社は長い歴史を持っており創業はなんと1918年(大正7年)なんだそうです。ちなみに同年には現在のパナソニック株式会社の前身である松下電気器具製作所も設立されております。戦時中は軍需工場として陸海軍に部品を卸していたこともあるそうで、戦後には航空宇宙産業を含む総合メーカーとして飛躍していった経歴があります。
消防用設備と航空宇宙産業用部品を同じメーカーが作っているというのはなんとも興味深いですがこれこそ総合メーカーとしての強みなのかもしれません。