今週紹介するのはホクシン株式会社です。
ホクシン株式会社はMDFを使った事業を展開しているようです。普段聞きなれないMDFとは「ミディアム デンシティー ファイバーボード(中密度繊維板)」であり、木材チップを繊維状にして接着材を加え、熱圧成型して作られるものだそうです。特徴として木材を余らすことなく利用する環境にやさしい材料であり、表面・木口面が柔らかで切削や接着の加工性に優れているそうです。
聞きなれないMDFですが、密度を増減することによる製品特性のコントロールがある程度可能なことから日常ではいたるところに使われています。まず、フローリングや住宅用枠材(ドア枠・窓枠など)、扉やカウンタートップ、さらにはトラックの荷台後部の扉の芯材として使われているそうです。
ホクシン株式会社は数ある用途の中で構造用スターウッドを販売しているそうです。構造用スターウッドとは工事現場でよく見かけることがあると思います。家などの建築途中に貼られている茶色の木材のようなものです。建築中の家を守るために高強度で耐久性があり、透湿性に優れており、環境保全にも貢献しているそうです。また、ベーシックなMDFとして、化粧下地用に適しているスターウッドも販売しています。
身近に使われているものでも聞いたことのない素材というのは沢山あるのですね。生活する上で必要不可欠な家を守ってくれているのはホクシン株式会社が作るMDFなのかもしれません。