» 2023 » 5月 » 26のブログ記事

今回紹介する企業は凸版印刷株式会社です。

印刷と聞いて想像したのはポスターや新聞の印刷を行っている企業なのかなと思いましたが、どうやら印刷以外の事業も展開しているようです。凸版印刷株式会社は情報コミュニケーション事業、生活・産業事業、エレクトロニクス事業の3つの分野で活動しています。

まずは印刷と関係が多くありそうな生活・産業事業から見ていきましょう。ここでは主に商品のパッケージと家の内装材などを作っているようです。商品のパッケージは私たちが普段からよく買うジュースや詰め替え用洗剤、お菓子、段ボールなどのデザインのかわいくカラフルなパッケージを作っているようです。家の内装ではフローリングや壁紙などの家自体をオシャレにしてくれるようなデザインのものが沢山販売されていました!

次にエレクトロニクス事業です。こちらはディスプレイ関連・半導体関連の製品を展開しているそうです。カラー画像を生成するためのカラーフィルタやフィルムの表面に微細な加工を行いフィルムの操作性の向上、反射防止などの付加価値を生み出す機能性フィルム、ICチップを保護しなおかつ外部との電気的接続などを行う重要な半導体パッケージ基板など目に見えないところでの加工がされた製品を販売しているそうです。なかでも機能性フィルムである「LC MAGIC」は凸版印刷株式会社でも目玉の商品で電気のON/OFFでガラスの透明・不透明を切り替えることができる革命的な商品を開発しております

最後は印刷だけではないぞ、と今までの長年培った凸版印刷株式会社のノウハウを生かした情報コミュニケーション事業ではソリューション・マーケティングなどを主に取り扱っているそうです。中には物流・流通のプラットフォーム、商品・サービスの開発、ブランディングまで幅広く行っているようです。

紙からデジタルの変化や新聞などが読まれなりつつある今、印刷業界はどのうなことをしているのだろうと思いましたが印刷業界も時代に柔軟に適応しつつ自らがもっている技術を活用できる場を見つけ出しているのだなと感じました。

やはりプロたるもの、商売道具にはこだわりたいですよね。写真家にとってのカメラや料理人にとっての包丁であったりと、その職業ごとに特に重要視される道具があり、そしてその道のプロフェッショナルと呼ばれる人々はとくに強いこだわりや愛着を持って仕事にのぞむわけなのです。うーん、かっこいい。

では、私たちエンジニアにとっての商売道具って何が該当するのでしょう。ここでは、「なくては業務が成り立たないもの」でかつ「とくに強いこだわりを持つもの」という定義で見ていきましょう。パソコンであったり、はたまたコードエディタのようなソフトウェアだったり、きっと各々いろいろな意見が出てくると思います。ちなみに私は自身とパソコンとの間を結ぶ機器についてはよくよく考えて選定しています。よくインターフェースなんて呼ばれたりしますが、要するにマウスやキーボード、モニターなどがそれです。自分自身が手に触れたり目にしたりする部分は特に作業効率に関わるものなので重要視しているわけです。

ということで今回取り上げたいのが映像関連機器の製造・販売を行うEIZO株式会社です。同社はモニターを中心に、個人向けはもちろん、医療・放送・航空・防衛などの業界向けにも製品を提供しています。特に高品質な画像再現性と信頼性に優れた製品が求めらる医療分野の強いニーズに答えるべく、EIZO株式会社は医療用モニターを中心に、医療現場での使用に適した製品を開発・提供しています。また、同社のモニターの特徴として、高精細で正確な色再現に加えて優れた調整機能が備わっており、放送業界でも高い評価を得ています。

まさにその道のプロたちから信頼と評価を得ている道具として、EIZO株式会社は非常に優れた製品を世に送り出しているわけです。

大学院時代に医学研究を行っていたのですが、研究室には実験器具があふれていました。実験を行ったことのない方には想像が付きにくいかもしれませんが、ビーカーやフラスコだけでもかなりの種類があり、特徴的な形をしていたりと見ていて面白いです。しかし、もちろんその一つ一つにも用途があります。実験が行われていく中で、こんな実験器具があれば便利なのにという要望から増えていくのでしょうか。新しい実験器具を開発する仕事というのもとても面白そうです。

そんな研究室などで使われる理化学機器を販売しているのが「アズワン株式会社」です。

アズワンは10万点を超える理化学機器を掲載した分厚いカタログを発行し、全国に存在する14000の拠点の代理店ネットワークを通じて、研究施設やハイテク工場、医療機関にサービスを提供しています。ビジネスモデルとしては卸業だけでなくメーカー機能、小売機能も兼ねそなえる企業として独自の形態を構築しています。商品・物流・情報の三つの観点からも戦略を立て、ユーザーからの要望にきめ細かく応えることが可能です。

要望に応えるという観点からもわかる通り、アズワンは顧客満足度の追及を経営方針として何よりも大切にしています。その理念が研究・医療の分野において日本を支える企業の一つになっている理由なのではないでしょうか。

硬いプラスチック

| 小ネタ! |

かつて車はほぼ全ての部品が金属で出来ていましたが、時代が経つにつれて様々な部品が他の素材に部品が増えてきました。そこで今回紹介するのは車部品をはじめとする様々な製品を樹脂加工技術で製造する児玉化学工業株式会社です。児玉化学ではモビリティ事業、リビングスペース事業、アドバンスド&エッセンシャル事業を中心に事業展開をしています。

モビリティ事業では自動車の内外装プラスチック部品を製造しています。プラスチックを含侵した長繊維ガラスマットを加熱し、プレス成型するGMT新工法という技術を使用することで、高鉄製品と比較して、高剛性かつアルミ並の軽量化を可能とした樹脂製品の作成を可能にしています。この工法は様々な形に対応できるため多くの部品の代替として使用される可能性がまだあると思います。

リビングスペース事業では洗面キャビネットなどの製造、アドバンスド&エッセンシャル事業ではPC筐体の製造などの製造を行っています。プラスチックの特性を生かすことで様々な製品で、強度や質量の点やコストの面で大きな魅力を出しているのではないでしょうか。

プラスチックは柔らかいものが多い印象でしたが、とても硬い製品にも使用される機会が増えてきたのですね。

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