» 2020 » 2月 » 14のブログ記事

こんにちは。

今週は、日本政府のITシステムクラウド化の基盤にAWSが選ばれた、という記事をみかけました。

2020年秋頃から4-8年かけて、日本政府の人事・給与や文書管理など各省共通のIT基盤システムを原則的にクラウドへ移行する計画があるそうです。コスト削減と最新デジタル技術の取り込みが目的で、最初の大型案件となる基盤システムでAWSの仕様を前提として制度設計が始まっています。今春にも正式発注先として発表されるそうです。

AWSで構築されるのは、これまで総務省や財務省、人事院がそれぞれに管理してきたシステムを各省で共通化した基盤システムで、一括してクラウドに切り替えることで自前で保守・管理する従来型システムよりもかなりのコストを抑えられるとしています。年金や防衛など、基盤以外の各省ごとのシステムは採用基準に合致したものから導入されるそうで、安全保障に配慮して日本国内にデータセンターを持つことなどが条件として定められています。

現在の日本政府のTIシステムは、そのほとんどが株式会社NTTデータなどの国内大手へ発注されてきました。今回の決定は、クラウド業界最大手のAWSがコストやサービスの質で優れていると判断されてのことだそうです。

脱!!固定概念

| 小ネタ! |

こんにちは。

私事ではございますが、先日、現金やカード類が入った財布を紛失いたしました。人生初の財布紛失で、かなり落ち込みましたが、私の管理が悪かった故のことですから、見つかる期待はせず、たまたま運が良ければ。。とのくらいのテンションで生活しています。ただ、せめてカードの不正利用は防ぎたく、カード会社各社に連絡し、再発行手続きを行いました。電話一本で即座に対応してくださった窓口の方には感謝しかありません。

今回のことで、持ち物のセキュリティを考え直していたのですが、株式会社クレディセゾンがセキュアなクレジットカードを発行するという記事を目にし、タイムリーな話題で非常に惹かれました。そのクレジットカードの特徴は、「クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコード」の記載がないという部分で、発行手続き自体はスマートフォン上で行い、ベースはモバイル決済となるため、希望者のみがカードを手にすることになります。このような、番号の記載のないクレジットカードの発行は、国内初とのことです。

クレジットカードにセキュアコードが書いてあるのは、いかがなものか?と、思いながら今までクレジットカードを使用してきたので、この変化は意味のあるものなのではないかと思います。ただ一点、価値のある動きのために、既存ユーザへの対応はどのようになるのか気になります。

こんにちは。

今日は日米欧露中印韓の7カ国が協同で実施している国際熱核融合実験炉(ITER)の建設がフランス南部で進んでいる、という記事を読みました。「核融合反応」は太陽が燃える際に起きている反応と同じもので、この反応を利用して実用的なエネルギー生産が可能か実証するためのITER、2025年の稼働を目標に現在建設が進んでいます。原子力発電と何がちがうのか。原理的なところでいうと、原子力発電はウランなどの核分裂反応の際に生じるエネルギーを利用した発電方法なのに対し、ITERは水素原子の核融合反応を利用した発電、、と、反応の方法が異なるのはもちろんなんですが、最終的には「エネルギー生産効率」と「核燃料廃棄物をほとんど出さない安全性」の2点が特徴になると思います。特に後者については、原子力発電において問題視されている「放射性廃棄物」の処理に数万年以上かかるのに対して、核融合の燃料に使用するトリチウムは半減期が12年とかなり短いため、原子力発電に変わる発電方法として期待が高まっています。

核融合発電において高エネルギー状態の原子を閉じ込めて反応させるために必要な中核部品に、トロイダル磁場コイル(ポケモンではない)というものがあります。ITERでは18基を組み合わせて建造する予定で、うち5基の製造を「三菱重工業株式会社」が受注しています。原子力発電所の原子炉関連での技術力を活かし、開発スピードで競っていた欧州の企業を押さえ、先月末に世界で初めてこの中核部品の第1号の製造を完了させました。結果として技術力のアピールに繋がり、ITERに関わる他部品の受注が期待されています。

同社の原子力事業は、地震や世界的な原発離れの影響で事業の持続性が危ぶまれていたそうですが、今回の発表が大きな実績となり、企業的な成長につながっていくのではないでしょうか。

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