こんにちは。

今週のニュースでは、国連の気候サミットで演説をしたグレタ・トゥーンベリさんの記事をよく見たように思います。
アマゾンの森林火災などもあり、今一度環境問題への意識が高まっているように感じました。

「よくもそんなことを」グレタ・トゥーンベリが気候サミットに登壇 スピーチ全訳
https://www.buzzfeed.com/jp/rikakotakahashi/greta-thunberg-un-speech-trump-glare-1

ということで本日は環境・森林に関連する企業をご紹介します。
住友林業株式会社は山林事業を基盤に、木材・建材の仕入・製造・加工・販売や戸建住宅・集合住宅等の建築販売を行っている企業です。

「林業」とついているので、木材の製造をしているのかとおもいきや、現在の主な事業は木材のノウハウを活かした住宅事業だそうです。
とはいえ創業当時から続く林業・森林管理業も行っており、なんと日本国土の900分の一にあたる4.5万ヘクタールもの森林を保有しています。
広すぎて大きさがピンときませんが、僕の住んでいる横浜市より少し大きいくらいとのことで、とんでもない広さですね、、

もともとは、住友グループ創業期の主な収入源となっていた、別子銅山での鉱山事業による鉱毒公害対策として立ち上げた林業部門が住友林業の前身なのだそうです。
足尾銅山の公害が社会問題となっていた当時、同様に別子銅山と住友金属の工場でも煙害が発生し周辺の農民数千人から抗議を受けていました。
そのため、伊庭貞剛という衆議院議員でもあり住友グループの役員だった方が、別子地域における植林事業を始めたそうです。

財閥を成したほどの巨大企業が、積極的に環境問題に取り組んだ歴史があるのは素晴らしいと感じました。
公害があったからと言えばそれまでですが、現代の温暖化や排ガス問題にも同様の姿勢で取り組む企業が増えるといいですね。

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