» 2016 » 11月のブログ記事

こんにちは。
今回は、 東京電力パワーグリッド株式会社、株式会社日立製作所パナソニック株式会社が今月7日から共同で開始したIoTプラットフォームに関する共同実証試験について書きたいと思います。
最近ますます耳にするようになったIoTという言葉。
“IoT”とは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。(IT用語辞典より引用)
ということですが、このコンセプトは機械同士がネットワークでつながるM2M(Machine to Machine)の考え方から来ているそうで、考えそれ自体は昔から提唱されてはいました。今までは、機械に仕込まれた情報は人間が直接入力したものでした。しかし、このコンセプトが形になれば今後は機械が自ら判断を下しその時点で最適な行動をとるようになります。具体的な事例でいえば道路や橋や建築物などにIoTセンサーをあらかじめ取り付けておくことでそれらのが自らの状態を常に把握し、メンテナンスの不備によって起こりえた事故を未然に防げるようになったりするというのです。
またIoTとほぼ同義とされている概念に、IoEがあります。
“IoE (Internet of Everything)”とは、「ありとあらゆるものが接続されたインターネット」という意味で、モノのインターネットと、人やデータ、情報、ソフトウェアなどが中心の従来からあるインターネットが統合された姿を指す。とはいえ、従来のインターネットとの違いはモノが接続されている点であるため、実際上はIoTとほぼ同義として用いられることが多い。主にCisco Systems社が提唱している用語。(IT用語辞典より引用)
のことですが、今回の話題はIoTに関するものです。
上記の三社は、「住宅内の電気の使用状況や温度などの情報を収集・蓄積・加工することのできるIoTプラットフォーム構築に関する共同実証試験を開始http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/11/1107.html」し、関東エリアの約100戸を対象として検証を行うようです。住宅全体が利用する電気の状況を観察し家電製品ごとの利用情報を導き出すために
1、家電製品ごとの電気使用の変化状況をリアルタイムに検知するための電力センサー
2、住宅内部の温度等を測定する環境センサー
を設置し、センターシステムでデータを収集。株式会社日立製作所の専用システムで情報を収集・加工するためのプラットフォームを構築するという流れです。この検証試験によって今後の協業状況が決まるのだそう。IoTが発展すれば、セキュリティシステムが飛躍的に進歩したり、電気の消し忘れによる無駄な電力の消費を防げたり、さらに人間の不注意が原因で生じる災害を止められたり・・・等々と格段に生活がしやすくなるように思えますが、あらゆる物事には常に表と裏があるということも忘れずに、今後も動向に注目していきたいと考えています。

お~いお茶

| 製品, 小ネタ! |

こんにちは。
今年も11月に差し掛かり秋も真っ盛りといった今日この頃、今日は秋らしい話題を取り上げたいと思います。今回ご紹介するのは、渋谷に本社を構える株式会社伊藤園です。
伊藤園は、1966年にフロンティア製茶株式会社として静岡市神明町で立ち上げられ、1969年に伊藤園へと社名を変更しました。緑茶、野菜ジュース、コーヒーなどの飲料水を主力の商品として販売しており、その子会社はエビアンなどの海外の飲料水の販売なども手掛けているようです。伊藤園の手掛ける飲料を飲んだことのない人の方が少ないと思えるほど、国内での存在感は大きいと感じます。
そんな数多くの飲料水の中で私が注目したいのは、かの有名な「お~いお茶」です。最初に販売されたのは1968年。当時はまだ「お~いお茶」というのはテレビCM内でのフレーズでしかなく商品名ではなかったといいます。商品名が現在のものに落ち着いたのは1989年で、翌1990年には世界初のペットボトル入り緑茶飲料の販売を開始。2006年には累計販売本数が100億本を超え、その後も順調に販売本数を伸ばしていき、2009年には累計販売本数が150億本を越えたということです。
さて、このような比類なき販売実績を支えているのは、一年を通し安定的に供給される茶葉の存在だということは言うまでもありません。これを可能にしているのは、オーストラリアはビクトリア州に設けられた「ITO EN AUSTRALIA PTY. LIMITED」という茶葉育成場です。地理的に日本の真逆にあるオーストラリアは日本と季節も真逆であり、日本と気候も似ているそう。国土も広大で、正に茶葉の育成に最適の環境が整備されているわけです。そこで生産された茶葉は、オーストラリア産の茶葉として主にアメリカの顧客向けのお茶の生産に消費されており、なるほど、確かにアメリカの一部の人たちの間で緑茶ブームがあるとかないとかといったニュースを聞いた覚えもありました。そういった健康志向の人たちに受け入れられる伊藤園のお茶は、やはりクオリティも相当高いのだろうと思うに難くはありません。そんなお茶を日常的に利用できることは、とても価値があることなのだなと嬉しい驚きを感じました。
それでは最後に、今日のお~いお茶新俳句大賞を紹介したいと思います。

「なべのなか 大根コポコポ おどってる」岡山県 南翔太さん 11歳

それではこれで。

こんにちは。
今回は、東京・新宿に本社を構える、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスを取り上げたいと思います。
その中でも特に、スクウェア・エニックスが手掛けるデジタルエンタテインメント事業にスポットを当てたいと思います。
私はマニアの方に比べればゲームに関してはほとんど知らないというド素人ですが、それでもドラゴンクエストシリーズとファイナルファンタジーシリーズの名は当然のように聞いたことがあります。ドラクエに関してだけ言えばスーパーファミコンの数本とドラクエモンスターズには一応やったことがあります。
そんな超人気シリーズのドラクエモンスターズの新作が近日発売開始されるそうです。タイトルは、ニンテンドー3DS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』。すでに公式HPでは最新情報が続々公開されおり、冒険のストーリーをちらっと見るだけでわくわく感が止まらなくなるドラクエの魅力はやっぱりすごいと思いました。
ストーリーは「主人公の少年が駆け巡る冒険の舞台は“ブレイクワールド”!この世界には、一面氷に覆われた場所や、溶岩に包まれた大地など、冒険心をくすぐるフィールドがいくつも存在している。各地に生息する様々なモンスターを仲間にしながら、壮大なる冒険の旅へー!」(http://www.dragonquest.jp/dqm-j3/game/より引用)ということで、ブレイクワールドに隠された何らかの秘密を探ることが主人公のミッションと言えそうです。ドラクエモンスターズと言えば、スカウト・配合などを通してモンスターを強化しパーティを組んで戦闘を行うことが醍醐味の一つだと思うのですが、今作で登場するモンスター数は500体以上。また、スカウトしたモンスターに陸・海・空でライドしながら移動できるのだそう。ゲームボーイでやっていた頃はルーラの杖がなければひたすた歩くことが必要だったので、ゲームも進化しどんどん面白くなるんだなと感慨に耽りたくなります。
さてゲームの配信日ですが、「2017.02.09 on sale」ということです。今までのシリーズをプレイし直し、新い旅への準備を進めたいところです。公式HPではドラクエの生みの親である堀井雄二さんに公開質問をすることのできるコーナーも設けられています。興味のある方はそちらも覗いてみてはいかがでしょうか。

上野精養軒

| 小ネタ! |

こんにちは。
昨日は雨で寒かったですが、今日は曇りとはいえ晴れてうれしいです。
今回は、上野にある歴史ある西洋料理店『精養軒』を紹介したいと思います。
精養軒の第一号店は、明治5年(1872年)築地店。日本で文明開化が始まるとともに西洋料理でも特にフランス料理を本邦に広めた料理店として、当時の人々の注目を集めました。その四年後の明治9年(1876年)には上野店が開設されます。この年には上野公園も開園しており、散歩の帰り道に小腹を満たすために精養軒に足を運ぶ人々の姿が思い浮かぶようです。
ところで私が最初に精養軒を知ったのは、確か夏目漱石の三四郎を文庫で読んだ時だったと記憶しています。田舎から東京に上京してきた小川三四郎は、東京帝国大学に通う学生です。その行動範囲に、本郷から上野周辺も含まれていたために物語にたびたび精養軒という単語が出てきたのです。夏目漱石が精養軒に足を運んでいたかは定かではありませんが、森鴎外や永井荷風など日本文学界に渾然と輝く傑作を残した人物とゆかりがあるようです。
上野には他にもいくつかの美術家や博物館、東京芸術大学、上野動物園などがあり、ここでしか感じることのできないレアな雰囲気があるように思います。最近国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されたというニュースが流れましたが、本館の設計にはフランスの世界的建築家、ル・コルビジェが関わっています。外を散歩するだけでも刺激的な体験を得られるのだろうなあと思いつつ、精養軒をはじめとする歴史ある遺産がいつまでも残っていけばいいなとささやかに願っている今日この頃です。

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