こんにちは。東京はいよいよ初雪が降り始め秋も終わりという感じがします。交通機関の混乱がさっそく見られましたが、今朝は大丈夫でしたでしょうか?私はいつも満員電車の中で電光モニターを見ることに集中し、なるべくすし詰め状態を辛いと考えないようにすると同時になんでもいいから情報収集したいと思っているのですが、今朝はサッポロラガービール赤星のコマーシャルが特に目についたので、今回はサッポロホールディングス株式会社を取り上げたいと思います。
サッポロビールの前身は日本麦酒醸造会社で、1887年前後に資本家の出資によって東京・銀座に設立されました。その後三井物産会社の協力によって資本金が増資され、ここではじめて醸造所を開業、ビールの製造を始めるに至り、1890年に記念すべき恵比寿ビールが誕生したのです。1893年には日本麦酒醸造は、日本麦酒株式会社に社名を変更。翌年には日清戦争が勃発しますが、戦争をきっかけとしてビール消費量が急増したことを受けここぞとばかりに増資に踏み切り、見事日本麦酒は製造量日本一を誇る企業へと躍り出たのです。また、恵比寿ガーデンプレイス(ガーデンプレイスは1994年10月に開業)にある恵比寿ビアガーデンは、1899年に「恵比寿ビールBeer Hall」として開業されました。日本初のビアガーデンは当時の愛飲家の人々に大いに受け入れられたちまち繁盛、これも企業の成長を後押ししたことは言うまでもありません。
さて、サッポロと言えばサッポロ生ビール黒ラベルですが、誕生は意外と最近の1977年だそう。「本当に美味しい生ビールを皆様のご家庭でも味わってもらいたい。」という理由の元、1977年に「サッポロびん生」を全国発売しました。ビアホールで飲むビールと同等の新鮮さを顧客に届けるべく日々改善を重ね、2006年には麦芽とホップの協同契約栽培100%化を実現し、2011年には「旨さ長持ち麦芽」が新採用されたことでより生ビールの旨さを実感することができるようになりました。何気なくお店で見かける商品でもひとつひとつが出来上がるまでには様々な試行錯誤があったことを再認識しながら飲めば、より美味しく頂けるのではないでしょうか。
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