こんにちは。
今年も11月に差し掛かり秋も真っ盛りといった今日この頃、今日は秋らしい話題を取り上げたいと思います。今回ご紹介するのは、渋谷に本社を構える株式会社伊藤園です。
伊藤園は、1966年にフロンティア製茶株式会社として静岡市神明町で立ち上げられ、1969年に伊藤園へと社名を変更しました。緑茶、野菜ジュース、コーヒーなどの飲料水を主力の商品として販売しており、その子会社はエビアンなどの海外の飲料水の販売なども手掛けているようです。伊藤園の手掛ける飲料を飲んだことのない人の方が少ないと思えるほど、国内での存在感は大きいと感じます。
そんな数多くの飲料水の中で私が注目したいのは、かの有名な「お~いお茶」です。最初に販売されたのは1968年。当時はまだ「お~いお茶」というのはテレビCM内でのフレーズでしかなく商品名ではなかったといいます。商品名が現在のものに落ち着いたのは1989年で、翌1990年には世界初のペットボトル入り緑茶飲料の販売を開始。2006年には累計販売本数が100億本を超え、その後も順調に販売本数を伸ばしていき、2009年には累計販売本数が150億本を越えたということです。
さて、このような比類なき販売実績を支えているのは、一年を通し安定的に供給される茶葉の存在だということは言うまでもありません。これを可能にしているのは、オーストラリアはビクトリア州に設けられた「ITO EN AUSTRALIA PTY. LIMITED」という茶葉育成場です。地理的に日本の真逆にあるオーストラリアは日本と季節も真逆であり、日本と気候も似ているそう。国土も広大で、正に茶葉の育成に最適の環境が整備されているわけです。そこで生産された茶葉は、オーストラリア産の茶葉として主にアメリカの顧客向けのお茶の生産に消費されており、なるほど、確かにアメリカの一部の人たちの間で緑茶ブームがあるとかないとかといったニュースを聞いた覚えもありました。そういった健康志向の人たちに受け入れられる伊藤園のお茶は、やはりクオリティも相当高いのだろうと思うに難くはありません。そんなお茶を日常的に利用できることは、とても価値があることなのだなと嬉しい驚きを感じました。
それでは最後に、今日のお~いお茶新俳句大賞を紹介したいと思います。
「なべのなか 大根コポコポ おどってる」岡山県 南翔太さん 11歳
それではこれで。