上野精養軒

| 小ネタ! |

こんにちは。
昨日は雨で寒かったですが、今日は曇りとはいえ晴れてうれしいです。
今回は、上野にある歴史ある西洋料理店『精養軒』を紹介したいと思います。
精養軒の第一号店は、明治5年(1872年)築地店。日本で文明開化が始まるとともに西洋料理でも特にフランス料理を本邦に広めた料理店として、当時の人々の注目を集めました。その四年後の明治9年(1876年)には上野店が開設されます。この年には上野公園も開園しており、散歩の帰り道に小腹を満たすために精養軒に足を運ぶ人々の姿が思い浮かぶようです。
ところで私が最初に精養軒を知ったのは、確か夏目漱石の三四郎を文庫で読んだ時だったと記憶しています。田舎から東京に上京してきた小川三四郎は、東京帝国大学に通う学生です。その行動範囲に、本郷から上野周辺も含まれていたために物語にたびたび精養軒という単語が出てきたのです。夏目漱石が精養軒に足を運んでいたかは定かではありませんが、森鴎外や永井荷風など日本文学界に渾然と輝く傑作を残した人物とゆかりがあるようです。
上野には他にもいくつかの美術家や博物館、東京芸術大学、上野動物園などがあり、ここでしか感じることのできないレアな雰囲気があるように思います。最近国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されたというニュースが流れましたが、本館の設計にはフランスの世界的建築家、ル・コルビジェが関わっています。外を散歩するだけでも刺激的な体験を得られるのだろうなあと思いつつ、精養軒をはじめとする歴史ある遺産がいつまでも残っていけばいいなとささやかに願っている今日この頃です。

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